スクエア、ビットコイン売上が前年同期比11倍

米決済大手スクエア(Square)のビットコイン事業の売上が、11倍に増加した。

スクエアが運営する「Cash App」アプリにおける1~3月期のビットコイン事業の売上として35億1000万ドルを計上した。利益は7500万ドルで、それぞれ前年同期比で約11倍となった。スクエアは6日、株主向けレターを公開し、収益の詳細を明らかにした。

ビットコイン事業の売上は、前四半期(2020年10~12月期)の17億6000万ドルから約2倍になった。2020年1~3月期は3億600万ドルだった。

同社の第1四半期の総売上は50億6000万ドルで、約7割をビットコイン売上が占めた。Cash Appの売上に加えて、スクエアは企業資産の一部をビットコインで保有している。

「2020年第4四半期に5000万ドル、2021年第1四半期に1億7000万ドルをビットコインに投資した。長期的な保有する予定だ」(同株主向けレター)

第1四半期中の価格変動によって、スクエアは保有するビットコインについて2000万ドルの損失を計上。しかし、第1四半期末までに価格は大きく上昇し、3月31日時点の評価額は4億7200万ドルとなっている。

|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸、佐藤茂
|画像:スクエアCEOのジャック・ドーシー氏(CoinDesk アーカイブ)
|原文:Square Bitcoin Revenue Grows 11x Year Over Year