暗号資産取引業協会、副会長にクラーケンの千野氏

暗号資産(仮想通貨)交換業とデリバティブ取引業の自主規制団体、日本暗号資産取引業協会(JVCEA)は25日、同協会の副会長に暗号資産取引所「クラーケン(Kraken)」を運営するペイワードアジア代表の千野剛司氏が就任したと発表した。

JVCEAの会長は、4月に同ポストに就任したコインチェック代表取締役の蓮尾聡氏が務める。

(コインチェック代表取締役の蓮尾聡氏/撮影:coindesk JAPAN)

蓮尾氏率いるコインチェックは、マネックスグループ傘下で暗号資産の取引サービスと、ノンファンジブル・トークン(NFT)のマーケットプレイスを運営している。コインチェックは、2021年3月期の収益を大幅に増加させ、マネックスグループ全体の年間利益の5割近くを稼いだ。

クラーケン(Kraken)を運営するペイワードは昨年10月に、日本における事業を本格的にスタートさせた。日本法人のペイワードアジア(Payward Asia)は昨年に金融庁に申請していた交換業者の登録が認可され、千野氏のリードで日本事業の拡大を図っている。

|編集:佐藤茂
|トップ画像:クラーケン・ジャパンの千野剛司氏/撮影:coindesk JAPAN