【為替】米ドル円の見通し、FX各社などの最新予測まとめ(7月第2号)

【為替】米ドル円の見通し、FX各社などの最新予測まとめ(7月第2号)

前回の記事(https://www.coindeskjapan.com/115597/)に引き続き、本記事では以下8社の金融機関およびシンクタンクの為替相場見通しをまとめる。

  • 三井住友銀行
  • YJFX!(竹内 のりひろ氏)
  • 信金中央金庫地域・中小企業研究所
  • AIゴールド証券
  • アセットマネジメントOne
  • 明治安田アセットマネジメント
  • ソニーフィナンシャルホールディングス
  • 農林中金全共連アセットマネジメント
    ※発表が早い順

なお、各社の予想は執筆時期が異なる点(公表は2021年7月1~7日)、また将来の値動きについて保証するものではない点に留意してほしい。

三井住友銀行、当面ドル円のじり安を予想

三井住友銀行は7月1日、月次レポートの中で当面「米ドル/円」のじり安を予想した。

景気回復などから米ドルの優位性が続くと見込むが、米国の金余り、インフレ、経常赤字の拡大などがドル安要因と指摘。一本調子のドル高相場は難しいと予想した。「米ドル/円」のじり安を予想した一方、豪ドルなどの資源国通貨の上昇余地は大きいと見込む。

主なリスク要因として以下の4つをあげた。

  • 新型コロナウイルス終息の遅れ
  • インフレ懸念と米長期金利の上昇
  • 米国政治情勢
  • 商品市況の高騰

YJFX!、当面米ドルの上昇予想

YJFX!は7月2日、FX情報ページ「YJFX!アカデミー」で「竹内 のりひろ」氏のレポートを公表した。米ドルの上昇余地を見込み、「米ドル/円」は年初来高値(111.11円)の更新が期待されるとの内容だ。

米国のインフレは一時的でないとみる。求人が拡大している一方で求職者が少ないという雇用のミスマッチを理由にあげた(生産の減少要因のため供給が減り、需給の関係から一般に物価上昇を招く)。

また半導体不足からくる新車生産の遅れも中古車価格の高騰につながり、物価上昇を後押しすると指摘。金融引き締めや利上げが前倒しされることが予想され、「米ドル/円」の年初来高値更新を予想した。

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信金中央金庫、22年4~6月ドル円を110~120円と予想

信金中央金庫地域・中小企業研究所は7月2日、「内外金利・為替見通し(No.2021-04)」の中で為替相場を以下のように予想した。

信金中央金庫 為替相場見通し

 21年
7~9月
21年
10~12月
22年
1~3月
22年
4~6月
米ドル円105─115105─115108─118110─120
ユーロ円123─140123─140125─143128─145

「米ドル/円」は当面ボックス圏での推移を予想した。日米中銀の緩和策が維持されることから円ドル金利差は大きく変動しないと見込む。

ただし、国内外の感染状況の悪化を受け円高が進みやすいこと、また景況感の格差からドル買いが進みやすい地合いであることも指摘。短期的に、相応の振れを伴う可能性について言及した。

AIゴールド証券、7月ドル円を110~112.5円と予想

AIゴールド証券は7月2日、月間レポート「FX NEWS PRESS(July20201No.175)」の中で為替相場を以下のように予想した。

AIゴールド証券 為替相場見通し

 2021年7月
米ドル円110.0─112.5
ユーロ円130.5─134.5
ユーロドル1.17─1.20
ポンド円152.5─156.5
豪ドル円80.0─84.5

7月の「米ドル/円」は上値を試す展開をメインシナリオ(70%)とした。4月23日安値(107.47)を付けた後切り替えし、徐々に上値を追っていると指摘。一目均衡表では三役好転(一般に買いシグナル)を形成していることから、引き続き上値を目指すと予想。その場合、コロナショック直前に付けた112.225円付近を目指すとした。

一方リスクシナリオ(30%)として、一目均衡表の基準線を下抜けた場合は雲上限(109.225円付近)まで下げる可能性を指摘した。

アセマネOne、今後1か月ドル円を108~112円と予想

アセットマネジメントOneは7月2日、「マーケット・インサイト(2021年7月号)」の中で今後1か月の「米ドル/円」を以下のように予想した。

アセマネOne 米ドル円見通し

 今後1か月
米ドル円108─112

当面「米ドル/円」のレンジ相場を予想した。米国のワクチン普及や経済正常化への期待感はドル高要因とするも、雇用回復には不透明感が残ると指摘。FRB(米中銀)の利上げを急がない姿勢などを鑑み、レンジ内での推移を見込む。

明治安田AM、7月ドル円は緩やかな上昇を予想

明治安田アセットマネジメントは7月5日、「マーケット見通し(総合)(2021年7月5日)」の中で「米ドル円」の緩やかな上昇を予想した。

米国のISM景況感指数が高水準であると指摘。景気回復が見込まれることに加え、FRBの利上げ開始時期が注目されることから「米ドル/円」の緩やかな上昇を予想した。

農林中金AM、当面ドル円の緩やかな上昇を予想

農林中金全共連アセットマネジメントは7月7日、「マンスリーレポート(2021年7月号)」の中で為替相場を以下のように予想した。

農林中金AM 為替相場見通し

 今後6カ月
ドル円上昇
ユーロ円横ばい

「米ドル/円」の緩やかな上昇を見込む。米国の経常赤字拡大や日米インフレ格差が円高・ドル安要因となるも、日米の金融政策格差や金利差の拡大が円安・ドル高要因と指摘。総じて「米ドル/円」の緩やかな上昇を予想した。

ソニーフィナンシャル、今後3カ月のドル円を109~112.5円と予想

ソニーフィナンシャルホールディングスは7月7日、「Monthly Global Market Report(2021年7月号)」の中で為替相場を以下のように予想した。

ソニーフィナンシャル 為替相場見通し

 今後1か月今後3カ月
米ドル円109.8─111.8109.0─112.5
ユーロ円129.0─133.0127.0─134.0
ポンド円149.5─156.0146.5─157.0
豪ドル83.0─86.080.0─87.0
NZドル円76.0─80.575.0─81.5

「米ドル/円」は2022年末まで緩やかな上昇を見込む。米国の実質金利上昇ペースは緩やかで、大幅なプラス圏へと転じることはなく、ゼロ%近傍にとどまると見込む。

目先は8月ジャクソンホール・シンポジウム(FRB議長の講演が予定)が注目されるとした。

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|文・編集:coindesk JAPAN編集部
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