NFTゲーム「アクシー・インフィニティ」のガバナンストークン「AXS」が急上昇している。
データサイトのメッサーリ（Messari）によると、AXS（Axie Infinity shards）は14日朝、23.60ドルの史上最高値を更新、前日13日の22.50ドルを上回った。
当記事執筆時点、AXSはさらに23.86ドルまで値を上げ、6月22日の最安値2.36ドルから700%上昇となっている。6月22日は市場全体が下落し、ビットコイン（BTC）が1月はじめ以来となる3万ドル割れとなった日だ。
「アクシー・インフィニティでは、プレーヤーはアクシーと呼ばれるデジタルペットを繁殖させたり、戦わせたり、取引することで、ノンファンジブル・トークン（NFT）や暗号資産を稼ぎ、収入を得ることができる」とフィリピンのアクシー・トレーダーは米CoinDeskに語った。
AXS保有者は、コインを預け入れて毎週報酬を得たり、ゲームの運営に参加することもできる。プレーをはじめるには、少なくとも3体のアクシーを購入する必要があり、運営者はアクシーやゲーム内の土地の販売、アキクーの飼育料、マーケットプレイスの手数料で収益を上げている。
Token Terminalのデータによると、アクシー・インフィニティは過去30日間で5130万ドルの収益を上げており、同サイトが追跡しているDeFi（分散型金融）プロジェクトのなかで最も多くなっている。2位のパンケーキスワップ（PancakeSwap）の1200万ドルの4倍にあたる。
DappRadarによると、アクシー・インフィニティは非常に人気が高く、ブラジル、インド、インドネシア、フィリピン、ベネズエラなどの発展途上国では大きな収入源となっており、収益面では、パンケーキスワップをはじめ、ユニスワップ（Uniswap）、コンパウンド（Compound）といった有名なDeFiプロジェクトを大きく上回っている。
アクシー・インフィニティは最近、1日の取引高が2500万ドル（約28億円）を超え、5月はじめから10倍になったとDappRadarのCEOはとツイートした。
｜翻訳：coindesk JAPAN
｜編集：増田隆幸
｜画像：Token Termina
｜原文：Axie Infinity’s AXS Token Up 700% From June Lows
