暗号資産の運用市場、2030年に94億ドル:調査報告

暗号資産(仮想通貨)の資産運用市場は2030年までに、94億ドル(約1.03兆円)に拡大する可能性がある。アライド・マーケット・リサーチ(Allied Market Research)が直近の調査報告書で述べた。

暗号資産の運用市場の規模は2020年時点で、6億7000万ドルだった。同レポートによると、同市場は2030年までに年率30%のペースで拡大を続けることになる。

2019年末から始まった新型コロナウイルスのパンデミックは結果的に、金融機関や機関投資家が暗号資産を受け入れるきっかけとなった(レポート)。金融サービスのデジタル化と、暗号資産に対する投資の増加は今後、暗号資産を中心とする資産運用市場のさらなる拡大をけん引していくだろうと、報告書は述べる。

また同市場は引き続き、北米市場がけん引することが予測される。一方、暗号資産のマイニング事業者が多く存在するアジア太平洋地域においても、クリプトアセットの運用市場の急速な成長が期待される。

|編集:佐藤茂
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|原文:Crypto Asset-Management Market Will Exceed $9B by 2030: Study