
LINE BITMAXで35万円分の暗号資産を運用したらまさかの結果に!約半年間の運用をレポート
こんにちは。ライターの観音クリエイション(@kannnonn)です。2020年の12月に、普段使っているLINE上で暗号資産の取引ができるLINE BITMAXに登録して、運用を始めました。
参考:暗号資産(仮想通貨)の売買や貸し出しってどうやるの?試しにBITMAXで10万円分運用してみた

運用開始から約半年が経ちました。今回の記事では、
- 前回の記事以降の運用状況
- 貸し出しによって得た貸借料
- 現在の資産総額
などを包み隠さずお届けします。暗号資産の運用に興味のある方はぜひご覧ください。
観音クリエイション
トラックメイカー、ライター。音楽を作ったりブログを書いたりして生活している。投資のことはあんまりよくわからないが、NISAで積み立てているお金が勝手に増えていく様子を眺めるのは好き。2020年12月下旬にLINE BITMAXに登録して10万円を入金。リンク(LN)を中心に暗号資産の運用を開始した。
*この記事は、2021年5月17日までに得た情報をもとに執筆した記事です。
4ヶ月間の運用方法と取引内容は?

2ヶ月目で追加投入した金額
2020年12月下旬に運用を始めてから相場がずっといい感じ。チャートを眺めながら「暗号資産をもっといっぱい買ったらもっと増えるのでは?」という単純な思考回路で2021年2月13日に25万円を追加入金することに。これで合計の入金額は35万円になりました。

2ヶ月目で追加購入したコインと金額その1
そして以下のコインを追加購入しました。購入の動機としては「ビットコインが調子良さそうだから買い増しておくか」「リンクは将来性を感じるから多めに持っておきたいな」「他のコインも一通り買ってみたら、暗号資産全体の良い波に乗れるのでは」というところ。上がりますように。
▼2021年2月13〜15日に購入したコインの取引内容

ちなみに上記とは別に、「LINE BITMAXで売るときってどんな手順になるんだろう」と気になったので以下の取引を行っています。売却して30分も経たずに「やっぱ持っとこ」と思って買い戻しているあたり、初心者感がありますね。
▼2021年1月19日の売買の取引内容

2ヶ月目で貸し出した金額とプラン
ここからは、暗号資産貸出サービスの話です。2020年12月27日に固定期間型で貸し出していた10LNが2021年1月27日に返還されて、初の貸借料をゲットしました。
▼2021年1月27日の貸し出しの取引内容

金額は146円。ペットボトルのジュース1本分ぐらいの金額ですが、その貸借料率は30日プランで8%。銀行の1年間の定期預金の金利が良くて0.2%、5年でも良くて0.2%ぐらいの現代において、改めてこの料率は大きいよなあと思います。
▼2021年2月12〜13日の貸し出しの取引内容

リンクは長期保有し続けるつもりの資産。「どうせ寝かせておくなら有効活用したいな」と思って追加で貸し出すことにしました。10LNを60日プラン(貸借料率10%)と20LNを90日プラン(貸借料率12%)で貸し出し。
2ヶ月目で追加購入したコインと金額その2
2月後半に追加で購入したコインは以下の通り。「全ての暗号資産が爆上がりする可能性を持ってるんだよな……」という考えのもと、LINE BITMAXで扱っている主要6通貨に分散投資することにしました。
▼2021年2月17〜18日に購入したコインの取引内容

これで2月13日に追加入金した25万円はほぼ使い切りました。さらに追加入金したい気持ちをグッと堪えて、あとは各コインがすくすく育っていくのを眺めることにします。リスク管理大事。
3ヶ月目・4ヶ月目の運用
貸し出していた30日プランの20LN、90日プランの30LNが返還され、それぞれ1,026円、16,679円の貸借料を受け取りました。結構大きい金額ですね。
▼2021年3月16〜28日の貸し出しの取引内容

4月14日に貸し出していた60日プランの10LNが返還され、0.16434LN(約3,800円)の貸借料を受け取りました。これで今まで受け取った貸借料の総額が2万円を超えました。嬉しい。
▼2021年4月14日の貸し出しの取引内容

そして5ヶ月目は、特に動きはありませんでした。
5ヶ月間の運用結果は……!?
前回の記事で運用した期間も合わせて、約5ヶ月間にわたり暗号資産を運用してきました。僕の血と汗と涙の35万円はどうなったのか。結果発表の前に、まずは改めて運用内容をまとめます。

- 運用期間:約5ヶ月間
- 投入金額:35万円
- 各コインの購入金額
- リンク:約14万円
- ビットコイン:約12万円
- イーサリアム:約4万5千円
- ライトコイン:約4万円
- リップル:約3万円
- ビットコインキャッシュ:約2万円
- 売却:0.007ビットコイン(26,443円。その後買い戻し)
では、運用結果を発表します!
- 5ヶ月後の総資産:約201万円

なんと、約165万円のプラスとなりました。5ヶ月でおよそ5倍。将来性を期待したリンクが思った以上に伸びてくれて、短期間で大きな含み益をつくることができました。

3月以降、一気に価格上昇したリンク。購入タイミングが幸いした
どうしてこんなに利益が出たの?LINE BITMAXの事業部長に聞いてみた
さて、僕の35万円はなぜ5倍もの資産になったのでしょうか? その理由や市場の動きなどについて、LVC株式会社、暗号資産事業部事業部長の米山裕介さんに聞きました。
*2021年5月7日取材時点の情報です。

観音:米山さーん、ご無沙汰しています。まず2020年12月末から5月現在までの市場全体の動きについて、ざっくり教えていただけますか?
米山:はい、観音さんが運用されていたこの期間は非常に変動が多く、面白い時期でしたね。2020年12月末の時点でビットコインはある程度値段が上がっていましたが、他のコインについてはやや出遅れ感がありました。それが1月中旬ごろからビットコインが再燃した動きに連動して、イーサリアムやその他のアルトコイン*が上がった形です。
*アルトコイン:ビットコイン以外の暗号資産のこと
観音:僕の資産が5倍近くまで上がった理由はなんなのでしょうか?「My資産」の数字が大きくなっていくのが嬉しい反面、なんで大きくなっているのかわからないから手放しで喜んでいいのかわからなくて。
米山:ビットコイン単体の価格を見ても昨年比で5倍ぐらいになっており、暗号資産全体の相場を考慮すればそこまでおかしくない動きかと思います。観音さんが資金の大部分を投下していたリンクは、ビットコインに比べてまだまだ時価総額が小さい暗号資産です。こういったコインは、ある程度まとまった資金が集まると価格が上がりやすい性質を持っているので、相場の動きに対して素直に上がったのかなと。
観音:なるほど。リンクは2021年3月28日に37,552円の最高値をつけて、その後大きく値下がりしました。この要因ってなんなのでしょうか?
米山:あまりにも急激に上がったので、投資家たちの自然発生的な集団心理で起こる、いわゆる「調整」が入ったのかなと考えています。よくある動きのひとつで、下がった後は「半値戻し」に近いチャートの形をしていますね。
ちなみに観音さんは、今後保有されている暗号資産を売却される予定はありますか?
観音:いえ、今のところこのまま持ち続けようと思っています。あ、でも今家のリフォームをしているところでして、もし急遽お金が必要になったら、ある程度売るかもしれません。
米山:なるほど。もし売却されて利益が出た場合、確定申告をして納税する義務が生じることもあります。利益確定した場合はおうちのリフォームに全額使わず、その税金支払い分だけは置いておくことをお忘れなく。
観音:あぶねえ。知れてよかったです。聞かなかったら全額突っ込むところでした。
米山:暗号資産運用を始めたばかりの方はこの辺りをご存じない方も多いと思うので、この機会にしっかり勉強していただければと思います。暗号資産の税金に関しては、全3回にわたって税理士さんが弊社の公式ブログで詳しく解説してくれていますので、ぜひ参考になさってください。
観音:ところで、LINE BITMAXの貸し出しサービスを使って何度かリンクを貸し出してみたのですが、僕が貸し出した暗号資産って、返却されるまでの間はどう運用されているのでしょうか?
米山:これはですね、お伝えしたいのは山々なのですが……。言えないんです。
観音:そこをなんとか!!
米山:いやほんとに(笑)。この辺りは細かいノウハウや企業秘密の情報が多分に入っておりまして、お伝えできないんです。ただ言えることとしては、闇雲に預かることはしていません。我々が管理に責任を負える範囲内で、身の丈にあった額を、専門の部署で厳格に管理してお預かりしています。
観音:ふむ……そうなんですね。では、心配はしないことにします。
そういえばサービス名が「BITMAX」から「LINE BITMAX」に変わりましたが、これはなぜですか? サービス内容の変更や拡充などはありますか?
米山:LINEが提供するサービスのひとつだと示すため、というのがサービス名変更の大きな理由です。今回の変更にともなって、今まで1回につき110円をお支払いいただいていたLINE Payからの入金手数料は無料としました。
観音:おお、そうだったんですね。知りませんでした。最後に、これから暗号資産の市場はどうなっていくのでしょうか?
米山:価格がどうなるか、何倍になるか、などを予測するのは正直難しいところです。ただ確実に言えることは、保有者はどんどん増える傾向にあるということですね。これはもう止まらないでしょう。国によっては既存の法定通貨への信頼が低くなっていることから、インフレへのリスクヘッジとして購入している投資家が増えている状況で、今後も暗号資産の保有者数は増え続けると思います。
観音:なるほど。それはよかったです。資金が上がった理由が知れたので、これで手放しで喜べます! ありがとうございました。
LINE BITMAXで5ヶ月間運用してわかったこと

最後に、暗号資産のまったくの初心者の状態からLINE BITMAXで5ヶ月間運用してみての感想を、僕なりにまとめます。あくまで個人の見解なので、一意見として捉えていただければと思います。
暗号資産はボラティリティ(価格変動)が大きい
僕が運用していた半年足らずの短期間で主要コインがほぼすべて5倍以上になったことから、暗号資産はとにかく値動きが大きい金融商品だということを身をもって理解しました。大きな利益が狙える反面、リスクも大きいので、暗号資産は余剰資金での購入をおすすめします。最悪ゼロになってもいい金額だけを投下するのがいいでしょう。生活資金に手をつけるのは絶対ダメ。
長期保有スタイルで値上がりをのんびり待とう
細かい売買を繰り返すとスプレッド(売値と買値の差額)が都度かかるので、一度買ったらあとは放置の長期保有スタイルが良さそう。焦らずのんびり値上がりを待ちましょう。
価格に一喜一憂するのは時間の無駄
数時間おきにチャートを見て、値動きに心を動かされて、日々の生活の質が下がってしまうのは本末転倒。僕は週に一度、月曜日にちらっと「My資産」を見るぐらいに留めていました。表示されている含み益も実際に売るまでは捕らぬ狸の皮算用ですからね。
今後の運用について
米山さんとの会話でもあった通り、今回購入した暗号資産は今後も保有し続けようと思います。これからもじわじわ増えますように。
*この記事は、2021年5月17日までに得た情報をもとに執筆した記事です。
*暗号資産の取引は自己の判断と責任で行ってください。
*暗号資産は需給の変動などにより価格が変動することがあり、損失が生ずるおそれもあります。
*撮影時にはスタッフはマスクを着用し、換気をしながら行っています。
取材・文/観音クリエイション
写真/長野竜成
編集/株式会社LIG
※本記事はLINE BITMAX 公式ブログより転載しています。
https://bitmax-mag.line.me/archives/27491116.html