現物決済のビットコイン先物、テスト開始は7月22日──米Bakktは機関投資家を呼び込めるか?

米インターコンチネンタル・エクスチェンジ(ICE=The Intercontinental Exchange)が設立した子会社Bakktは、計画中のビットコイン先物取引の開始に向けたテストを7月22日に開始する。

Bakktの最高執行責任者(COO)のアダム・ホワイト(Adam White)氏が13日にブログで明らかにした。テスト開始日の7月22日は、アポロ11号の月面着陸50周年記念日の2日後にあたる。

ホワイト氏は「小さな一歩ではない。このローンチは仮想通貨市場にアクセスする上で、新たな基準として導いていくものだ」と述べ、1969年7月に月面に立ったアポロ11号・船長のニール・アームストロング氏が発した「これは1人の人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては偉大な一歩である」の言葉を思い起こさせた。

ICEは2018年に現物決済のビットコイン先物取引構想を発表した。米CMEグループが展開する現金決済によるものとは異なり、最終決済期日に現物の受け渡しで決済される。Bakktが進めるビットコイン先物取引は当初、2019年1月の開始を計画していたが、規制当局からの承認がなされず、実際の開始日は現在までに明らかにされていない。

翻訳・抜粋:CoinDesk Japan
編集:佐藤茂
写真:BakktCOOのアダム・ホワイト氏(撮影:CoinDesk)
原文:Bakkt Reveals Bitcoin Futures Contract Details Ahead of July Test Date