【市場動向】ビットコイン、6万2000ドル割れ──アジア取引時間とともに下落

【市場動向】ビットコイン、6万2000ドル割れ──アジア取引時間とともに下落

ビットコインは15日、ほぼ横ばいで推移したが、アジアが取引時間を迎えるにつれて下落。日本時間16日10時25分時点で6万2000ドルを割り、24時間で5%を超える下落となっている。ビットコイン・ブロックチェーンのアップグレード「タップルルート(Taproot)」に対する投資家の熱狂は薄れ始めているようだ。一部のアナリストは10月、ビットコインが過去数カ月で40%近く上昇していることから、アップグレードはすでに折り込み済みの可能性があると警告していた。

投資家が長期的利益を期待してビットコインを買い集め続けるかどうかは、まだわからない。「歴史的に見て、ビットコインはアップグレード後に上昇しており、今回も繰り返されると多くの人が考えている」とイギリスのデジタル資産ブローカー、GlobalBlockのマーカス・ソティリオウ(Marcus Sotiriou)氏はコメントした。

短期的には、テクニカルチャートはビットコインの上昇モーメントが弱まっていることを示している。これは、5万7000ドル~6万ドルのサポートゾーンに向けて限定的だが、下落がアジアの取引時間にも及ぶ可能性を示している。

「暗号資産市場は強気局面を維持しているが、上昇が小さなステップ状になっている横ばいの傾向が懸念される」とFxProのアナリスト、アレックス・カプチケヴィッチ(Alex Kuptsikevich)氏は述べた。

最新価格

●ビットコイン(BTC):6万1985.34ドル、−5.48%
●イーサリアム(ETH):4381.70ドル、−6.20%

●S&P500:4682.80、±0%
●ゴールド:1863.06ドル、−0.12%
●10年物米国債:1.623%

ビットコイン、上昇トレンドは健在

複数の指標は、ビットコイン価格が2020年第4四半期の強気相場と同様に上昇を続ける可能性を示している。

例えば、メイヤー倍数(200日移動平均に対するビットコイン価格の比率)は、今年初めの極端なレベルをまだ下回っており、上昇トレンドに余地があることを示している。

また一部のアナリストは、投資家需要の高まりのサインとして、くじら(大口保有者)による取引が増加していることを指摘した。「外れ値を除くと、2017年以降では最大の動き」とCryptoQuantのCEO、キ・ヨン・ジュ(Ki Young Ju)氏は述べた。

CryptoQuantのデータを見ると、大口保有者によるビットコイン取引額は、過去数カ月にわたって上昇している。

アルトコイン状況

ソラナ、ブルームバーグ端末に登場:ブルームバーグとギャラクシー・デジタル(Galaxy Digital)は、ソラナ(SOL)のインデックスの提供を開始した。メッサーリ(Messari)によると、この1年で1万%以上上昇したソラナへの関心の高まりを示しているという。

ファイルコイン仮想マシン:分散型ストレージネットワークのファイルコイン(Filecoin)は、ファイルコイン仮想マシン(FVM:Filecoin Virtual Machine)を発表。イーサリアム仮想マシン(EVM:Ethereum Virtual Machine)と互換性を持つFVMの導入によって、分散型ストレージのイノベーションを目指している。

|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
|画像:coindesk JAPAN
|原文:Market Wrap: Analysts See Bitcoin as Still in ‘Bullish Phase,’ Despite Pullbacks

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