NFTを所有する目的は?ビットバンクが調査

NFT(非代替性トークン)を購入・保有する個人の数は増加傾向にあるが、その保有目的として一番多いのは「長期投資」だった。暗号資産(仮想通貨)取引サービスを手がけるビットバンクがアンケート調査を行い、結果をまとめた。

ビットバンクは10月26日から11月1日までの間、2,061人のインターネットユーザーを対象に、暗号資産投資とNFT購入・保有についてのアンケート調査を実施。調査においてすべての質問は日本語で行われた。

暗号資産の投資経験がある回答者2,028人のうち、「NFTを所有したことがある」と答えたのは26%で、所有経験者の約6割は20代と30代が占め、40代は26%だった。

(NFTを所有したことがあると答えた回答者の年代別データ:ビットバンク調べ)

NFTの所有目的については、長期投資と答えた回答者が約61%で最多。約4割の回答者は短期投資と答えた。また、所有経験があるNFTの種類では、「アート」と答えた回答者が最も多く、「ゲーム」が2番目に多かった。同調査では、両質問ともに複数回答が可能だった。

(NFTの所有目的に関する回答:ビットバンク調べ)
(所有経験のあるNFTの種類:ビットバンク調べ)

NFT(ノン・ファンジブル・トークン=非代替性トークン):ブロックチェーン上で発行される代替不可能なデジタルトークンで、アートやイラスト、写真、アニメ、ゲームなどのコンテンツの固有性を証明することができるもので、NFTを利用した事業は世界的に拡大している。

|テキスト・編集:佐藤茂
|トップイメージ画像:Shutterstock