【US市場】ビットコインはレンジ取引──S&P500との差は縮まる

【US市場】ビットコインはレンジ取引──S&P500との差は縮まる

ビットコイン(BTC)は3日、3万6000ドル〜3万7000ドルの狭いレンジ取引となった。マクロ経済リスクがあるなか、一部のアナリストは暗号資産(仮想通貨)をはじめとするリスク資産に対する慎重姿勢を保っている。

暗号資産と株式の上昇は失速し、原油価格は6年ぶりの高水準となっている。市場の不安定な動きは、金融引き締めサイクル(=金利上昇)の初期段階における、投資家の間の不確実性を反映しているようだ。

「我々は、インフレ率の上昇は米連邦準備制度(FRB)の想定を超え続けるだろうと予想している。特に来年以降、インフレ率はFRBが利上げでの達成を期待している2%に向けて落ち着くのではなく、当面は3%を超える傾向になると考えている」とMRB Partnersのストラテジスト、Prajakta Bhide氏は3日、記した。

最新価格

●ビットコイン:36,785ドル、-1.84%
●イーサリアム:2,620ドル、-3.34%

●S&P500:4,477、-2.44%
●ゴールド:1,807ドル、-0.15%
●米国10年債利回り:1.83%

年初以来、ビットコインとS&P500のリターンの差は大幅に縮小している。またビットコインの23%、S&P500の5%の下落に対して、トムソン・ロイター・コアコモディティーCRB指数は年初から12%上昇している。コモディティは、モノやサービスへの需要が供給を上回った場合、インフレへのヘッジとなる。

ビットコインとマクロ資産のリターン(CoinDesk)

イーサオプション、取引高上昇

最大級の暗号資産オプション取引所のデリビット(Deribit)は3日、イーサリアム(ETH)オプション取引高が1月、12月から36%増え、過去最高の540万枚に達した投資家向けニュースレターに記した。

増加の一因は、1月の下落に伴う取引戦略だ。だが取引数は多いものの、基準となる価格水準が低いため、米ドル換算の取引高は前月をわずかに下回った。

イーサリアムオプションの取引高(Deribit)

アルトコイン

Wormholeのハッキング、親会社がサポート:ブロックチェーンブリッジサービスのWormholeは2日夜に攻撃を受け、12万ラップドイーサ(WETH)が盗まれた。ラップドイーサはイーサリアム(ETH)に1対1で裏付けられ、盗まれたWETHは約3億2000万ドル(約370億円)に相当する。攻撃者は盗んだ資金の大部分をイーサリアムのメインチェーンに移し、一方で4万WETHはソラナブロックチェーンに残したまま、その一部を他の暗号資産に変えた。親会社のJump Tradingが対応に乗り出したと伝えられた。

●ザ・サンドボックスの仮想土地:デルファイ・デジタル(Delphi Digital)のデータによると、ザ・サンドボックス(The SandBox)での仮想土地取引はこの1週間、かなり活発化し、数日前には1日1万件を記録した。「だが、フェイスブックが大規模な取り組みを発表した11月の『メタ(Meta)』シーズンをまだ大きく下回っている」とデルファイはブログに記した。

|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
|画像:CoinDesk
|原文:Market Wrap: Bitcoin Range-Bound as Altcoins Underperform

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