米チャールズ・シュワブ、暗号資産関連株ETFを準備

シュワブ・アセット・マネジメント(Schwab Asset Management)は、3300万の顧客基盤に対して、同社初の暗号資産商品「Schwab Crypto Economy ETF(上場投資信託)」を提供する準備を進めている。

米証券取引委員会(SEC)に2日に提出された書類によると、同ETFは「Schwab Crypto Economy Indexに含まれる株式」に投資する。Indexには、マイニング会社、暗号資産取引所、ブロックチェーン開発会社などが含まれることになるという。

つまり計画中のETFは、同社の巨大な顧客基盤に対して、暗号資産そのものではないが、暗号資産エコノミーへの最適な(かつ規制上の問題もない)投資機会を提供する。「シュワブ」の名前を冠した初のETFになると同社担当者は述べた。

すでにブラックロック、フィデリティなど、大手金融機関が活況を呈する暗号資産市場に参入している。

顧客ニーズに対応

「大手金融機関が参入してきている理由は、顧客が暗号資産に投資する方法を求めているため」とビットワイズ(Bitwise)の最高投資責任者(CIO)マット・ホウガン(Matt Hougan)氏は述べた。同氏はこの状況を「マイルストーン」と呼んだ。

「上場投資信託は、ファースト・ステップ。『赤ちゃんがハイハイし、歩き、走る』ようになるときのハイハイだ」。ビットワイズは昨年5月に同様のETFを発売した。

実際、シュワブの調査によると、シュワブ顧客は暗号資産投資にこれまで以上に関心を持つようになっている。

シュワブの直近の個人顧客センチメント調査の回答者の20%が過去3カ月に暗号資産に投資したと答え、16%が今後3カ月の間に再び投資する予定と答えている。1年前の調査ではそれぞれ10%、7%で、1年で大幅に上昇した。

担当者によると、シュワブ顧客の暗号資産投資はこれまで、グレイスケール・ビットコイン・トラスト(GBTC)などのサードパーティ商品に限られていた。

暗号資産そのものではなく、暗号資産関連の株式に焦点をあてたシュワブのETFは、ビットコインETFのような「現物」の暗号資産にまつわる規制を回避できる。だが、すぐにニューヨーク証券取引所で取引が始まるわけではない。インデックスを作成するパートナーはまだ発表されていない。

|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
|画像:Shutterstock
|原文:Why Charles Schwab Is Prepping Its First Crypto Product