米サークル、500億円調達──世界最大の資産運用会社ブラックロックと戦略的パートナーシップ締結

ステーブルコイン「USDコイン(USDC)」の発行を手がける米サークル(Circle Internet Financial)は4月12日、ブラックロック(BlackRock)、フィデリティ(Fidelity)、Marshall Wace LLP、Fin Capitalなどから4億ドル(約500億円)を調達したと発表した。

注目すべきは、世界最大の資産運用会社ブラックロックが「USDコインの資本市場への導入を含む、サークルとの広範な戦略的パートナーシップを締結した」と述べたことだ。ラウンドは第2四半期(4-6月期)に終了する予定。

サークルは2021年7月、特別買収目的会社(SPAC)との合併を通じてニューヨーク証券取引所(NYSE)に上場する計画を発表。現在、USDコインの供給額は510億ドル(約6兆4000億円)にのぼる。

この数週間、同社は伝統的金融業界の大手との提携を発表している。3月末には、BNYメロンがUSDコインの準備資産のカストディアンとなると発表した。

12日のプレスリリースによると、ブラックロックは「USDコインの準備資金のアセットマネージャー」として機能するという。

|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
|画像:サークルの共同創業者兼CEO、ジェレミー・アレール氏
|原文:Circle Raises $400M as BlackRock Explores USDC