ドーシー氏の初ツイートNFT、60億円で出品──入札はわずか7件、最高3万5000円

ツイッター創業者、ジャック・ドーシー氏の史上初のツイートのNFTが、280ドル(約3万5000円)弱で売れるかもしれない。現在の所有者は先週、4800万ドル(約60億円)で出品している。

暗号資産起業家のシーナ・エスタビ(Sina Estavi)氏は、2021年3月にツイートのNFTを290万ドルで購入した。同氏は4月7日、NFTを売却する意向をツイッターに投稿、収益の50%(同氏は2500万ドルを超えると予想)をチャリティーに寄付すると述べた。

オークションは13日に終了したが、0.0019イーサリアム(約6ドル)〜0.09イーサリアム(約277ドル)まで、入札は7件しかなかった。

「設定した期限は過ぎたが、良いオファーがあれば受け入れるかもしれないし、売らないかもしれない」とエスタビ氏はコメントした。入札は、2日以内に受け入れない場合は、無効となる。

エスタビ氏は昨年、詐欺容疑でイランで逮捕された。同氏の暗号資産ベンチャー、Bridge OracleとCryptoLandは破綻、9カ月服役した後、エスタビ氏はドーシー氏のツイートNFTの売却をツイートした同じ日、もともとトロン(Tron)ブロックチェーンで発行していた暗号資産Bridge Oracle(BRG)をBinance Smart Chainで発行し直し、古いBRGを新しいBRGと交換すると発表している。

同氏は、交換は手動で行われており、プロセスが完了するまで最大2カ月かかるかもしれないと述べた。

|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
|画像:ジャック・ドーシー氏(CoinDesk archives)
|原文:‘Jack Dorsey’s First Tweet’ NFT Went on Sale for $48M. It Ended With a Top Bid of Just $280