ビットコイン、100万円割れ──4月からの上昇トレンド、弱気に転じる

ビットコインの価格が100万円を下回った。

世界最大の時価総額を有する仮想通貨、ビットコインは2019年7月17日20:38(日本時間)現在、99万8492円で取引されている。

ビットコインの価格は2017年12月に200万円を超え、史上最高値を記録。その後価格は約12カ月にわたり下落し、2018年12月には35万5,000円付近まで値を下げた。2019年4月に入ってから相場は強気に転じ、6月16日には約1年1カ月ぶりに100万円を回復した。勢いは衰えず、6月26日には149万円台をつけた。

その後、ビットコインの価格は下落。CoinDeskは7月16日、「広く使われているビットコインの価格指標は、この7カ月間で初めて弱気に転じた」と報じた。ドル建てでも17日、ビットコインは1万ドルを割った。

トレンドの変化や強気と弱気の勢いを識別するために用いられるMACD(移動平均収束拡散法)指標によると、ビットコインの3日足チャートにおいて、同指標が0を下回ったのは2018年の12月21日(米国時間)以来という。

文:小西雄志
編集:佐藤茂
写真:Shutterstock