770億円のゲーム向けファンド、アンドリーセン・ホロウィッツが設立

米大手VCのアンドリーセン・ホロウィッツ(Andreessen Horowitz/a16z)が、初のゲーム向けファンドを立ち上げた。ゲーム開発会社、ゲーム関連のコンシューマーアプリやインフラに6億ドル(約770億円)を投資していく。

「今日、ゲーム業界の未来を築くために設立されたa16zの初のゲーム向けファンドとしてGAMES FUND ONEを発表することを誇りに思う。10年以上この分野に投資してきた我々にとって、業界が新しい時代に突入したことは明らかで、次世代のゲーム開発者の支援に焦点をあてたファンドの設立に、今以上に良いタイミングはない」とa16zはブログに記した。

Games Company ONEは「ゲームは、次の世紀に向けて、我々が社会生活を営み、遊び、仕事をする方法を定義するうえで、きわめて重要な役割を果たすという信念に基づいて設立された」という。さらに長期的には、同社はゲームのインフラとテクノロジーはメタバース(仮想世界)の重要な構成要素になると考えており、チャンスは、現在3億ドルの規模を誇るゲーム産業よりもはるかに大きくなる可能性があると述べた。ファンドにはゲーム業界の著名な投資家が参加している。

A16zは暗号資産ネイティブの会社ではないが、暗号資産に積極的に投資し、最大手の一角を占めるようになった。昨年夏、同社は22億ドル(約2800億円)で3つめの暗号資産ファンドを立ち上げた。これは11月にパラダイム(Paradigm)が25億ドルのファンドを立ち上げるまで、過去最大級の暗号資産ファンドだった。

|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
|画像:a16zの共同創業者マーク・アンドリーセン(Flickr)
|原文:A16z Launches First Gaming Fund With $600M Commitment