日本旅行、法人向けメタバース事業に参入──米プラットフォームの特約店に

日本旅行は5月20日、メタバースを活用した法人向けソリューション事業に参入すると発表した。同社の顧客である法人や教育分野の組織に対して、メタバース空間を提供する。

ガイアリンク(長野県茅野市)と包括連携協定を締結し、アメリカのIT企業が開発するメタバースプラットフォーム「Virbela(バーベラ)」の特約販売店契約を結んだ。バーチャル空間で、オフィスや展示商談会、学校の授業、大規模会議、カンファレンス、音楽ライブなどのイベントを行うことができるという。

旅行に関連した企業のメタバース事業では、ANAホールディングスグループのANA NEOがバーチャルで旅行を体験できるプラットフォーム「SKY WHALE(仮)」を開発している。

また、JTBグループでインバウンド旅行を専門に扱うJTB グローバルマーケティング&トラベルでは、任天堂のゲーム「あつまれ どうぶつの森」と連動したプロモーション事業を展開している。

|取材・テキスト:菊池友信
|編集:佐藤茂
|トップ画像:日本旅行の発表文より