ビットコイン売却に動くマイナー──ライオット・ブロックチェーンの場合

ライオット・ブロックチェーン(Riot Blockchain)はビットコイン(BTC)を売却して現金保有を積み上げている。5月は、マイニングしたビットコインの半分以上を売却した。

上場しているビットコインマイナー(マイニング事業者)の中で最大級のライオット・ブロックチェーンは5月、466ビットコインをマイニングした。4月からは約8%減となったが、前年同月からは2倍以上。そして同社は5月に250ビットコインを売却し、約750万ドル(約9億7000万円)を調達した。

同社は4月に250ビットコイン、3月に200ビットコインを売却しており、3カ月連続の売却となった。5月末時点、同社はまだ約6536ビットコインを保有している。

伝統的な金融市場と暗号資産市場の双方で弱気相場が続き、資本市場は厳しい状況になっている。そのため、ビットコインマイナー各社はマイニングしたビットコインの売却に動いている。

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ライオット・ブロックチェーンは現在、4万3458台のマイニングマシンを稼働させており、ハッシュレートは4.6エクサハッシュ/秒(EH/s)、さらに約7000台のマシンを導入予定で、ハッシュレートは5.4EH/sに達する。

ライオット・ブロックチェーンの株価は年初から70%下落、同業のマラソン・デジタル(Marathon Digital)、コア・サイエンティフィック(Core Scientific)と同水準となっている。

|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
|画像:Riot Blockchain
|原文:Riot Blockchain Sells More Bitcoin, Trims Hashrate Guidance