トロンCEO、バフェット氏とのランチにイートロ創業者を招待

仮想通貨トロン(TRX)の創業者、ジャスティン・サン(Justin Sun)氏が著名投資家のウォーレン・バフェット(Warren Buffett)氏とランチを共にするまで残りわずか4日となった。そんな中、サン氏はソーシャル投資プラットフォーム、イートロ(eToro)の創業者兼CEO、ヨニ・アシア(Yoni Assia)氏をランチに招待した。

サン氏は、2019年7月21日午後(現地時間)、以下のようにツイッターで発表した。

私の良き友人であり、@eToroの創業者兼CEOでもある@yoniassiaを、@WarrenBuffettとのランチに招待したいと思います。ランチ開催までの4日間で、招待する友人をさらに発表していきます。

このメッセージには、すぐにアシア氏から返信がきた。

ジャスティン、@WarrenBuffettとあなたとのランチに参加できるなんて光栄です。従来型の金融と新しい金融をつなぐ架け橋に向けた大きな一歩ですね!#BlockChainForGood(意:ブロックチェーンを善いこと)に利用する機会は大いにあります。(経済格差縮小を目指すブロックチェーンプロジェクトであr)@TheGoodDollarでの研究結果を#TheOracleFromOmaha(オマハの賢人、バフェット氏のニックネーム)に喜んで共有します。

サン氏は、米仮想通貨決済企業サークル(Circle)のCEO、ジェレミー・アレール(Jeremy Allaire)氏も今回のランチに招待している。

サン氏はこのランチの権利のために457万ドル(約4億9300万円)の寄付金を支払った。このお金はグライド財団(Glide Foundation)に寄付される。ランチは重要な話題、今回の場合は仮想通貨について、バフェット氏に耳を傾けてもらう機会と考えられている。サン氏は、サンフランシスコでランチをする予定だと述べており、このロケーション選びは、バフェット氏に対する「力を誇示するような動き」と見られている。

サン氏は、「バフェット氏と同氏の長期的価値を重要視する投資戦略を長い間信じてきました(間違いなく大ファンでもあります)」ともオンラインパブリッシングウェブサイト、ミディアム(Medium)に投稿している。

取引プラットフォームのイートロは、2019年4月、子会社のイートロX(eToroX)を通じて、仮想通貨取引所をローンチした。創業者のアシア氏が支援している組織、グッドダラー(GoodDollar)は、「ユニバーサル・ベーシック・インカム(UBI)をベースとしたモデルを用いて、世界中の経済格差を縮小するための経済的枠組みを設立すること」を目的としている。

翻訳:山口晶子
編集:町田優太
写真:Image via CoinDesk archives.
原文:Tron’s Justin Sun Invites eToro Founder to Lunch With Buffett