米グレイスケールがSECを提訴──ビットコインETFの申請却下で

グレイスケールは主力商品のビットコインETF転換申請が却下されたわずか1時間後、米証券取引委員会(SEC)を提訴した。

同社は、2022年の早い時期にグレイスケール・ビットコイン・トラスト(Grayscale Bitcoin Trust)のETFへの転換が却下された場合、SECを提訴する用意があると発表していた。

「グレイスケールは、投資家を保護し、公正で秩序ある効率的な市場を維持し、資本形成を促進するというSECの役割を支持、信頼している。そして、ビットコインのスポットETFのアメリカ市場への登場を拒否し続けるSECの決定には深く失望し、まったく同意できない」とCEOのマイケル・ソンネンシャイン氏は声明で述べた。

グレイスケールの弁護団は6月初めに、SECがビットコイン先物ETFを承認していることは、原資産市場(=現物ビットコイン市場)が信頼できると見なされなければならないこと(=ビットコインETFは信頼し得るもので、承認されるべきものであること)を示していると述べた。

|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
|画像:グレイスケールのマイケル・ソネンシャインCEO(CoinDesk archives)
|原文:Grayscale Sues SEC Over Bitcoin ETF Application Rejection