【US市場】ビットコインとイーサリアム、上昇で週をスタート

【US市場】ビットコインとイーサリアム、上昇で週をスタート

ビットコイン(BTC)は10月3日、2.7%上昇。依然としてレンジ相場となっており、当記事執筆時点、心理的に重要な2万ドルを3%下回っている。

イーサリアム(ETH)3.2%上昇、だが過去10取引日の平均変動率は1.2%にとどまる。Merge以降、20%下落した。

暗号資産全体のパフォーマンスを測定する広範な市場指標、CoinDesk Market Index(CMI)は、2.33%上昇。

経済カレンダー:米サプライ管理協会(ISM)が発表した9月の製造業購買担当者景況指数は、予想の52.8に対して50.9にとどまった。購買担当者景況指数(PMI:Purchasing Manager’s Index)は、製造業の在庫、供給、生産、雇用、価格情報を図る指標。

製造業PMIが50を上回れば、製造業が拡大傾向にあることを意味し、50を下回る数値は、縮小していることを示す。50.9という数値は、2020年以降で最も低い数値となった。

株式市場:株式市場は上昇した。ダウ平均は2.6%、ナスダックは2.3%、S&P500は2.6%の上昇となった。

コモディティ:エネルギー市場では、WTI原油が4.7%上昇、欧州ブレント原油が4.1%上昇した。いずれもOPEC(石油輸出国機構)が100万バレルの原油供給削減の可能性を発表したことが要因となったようだ。OPECは5日、ウィーンでの会合で正式決定を行う。減産が実施されない場合、相場は反転する可能性がある。

金属市場では、ゴールドが2.2%上昇、銅先物は0.2%下落した。

最新価格

●ビットコイン:19,531ドル、+1.5%
●イーサリアム:1,316ドル、+0.9%
●CoinDesk Market Index(CMI):958ドル、+0.7%

●S&P500:3,678.43、+2.6%
●ゴールド:1,709ドル、+2.8%
●米国10年債利回り:3.65%、-0.2

テクニカル分析

「クジラ(大口保有者)」が取引所からビットコインを大量に移動させるなか、ビットコインは横ばいで推移している。だが上昇トレンド再開の希望を捨てる必要はないだろう。

ビットコインの3日の値動きを1時間足チャートを見ると、価格はボリンジャーバンドの上限を越えている。統計的には価格は95%の確率でボリンジャーバンド内に収まるため、上限あるいは下限を破ることは注目に値する。

だが日足チャートでは中央値から近い範囲に位置している。現在のレベルを大きく超えるような動きにはならないようだ。

デリバティブとオンチェーンの動きは、価格の大幅な下落を防ぐサポートの存在を示している。ビットコインの資金調達率は7日連続、あるいは過去20日のうち16日、プラスとなっている。

資金調達率は、ビットコインのロングを望む投資家がショートを望む投資家にコストを支払うもので、センチメントの指標となる。こうした動きと連動して、「クジラ(大口保有者)」からの取引所への資金流入が急減している。

下図は、「クジラ」(ビットコイン保有高が1000BTC以上)が過去4年間で最も多くのビットコインを取引所から移動させたことを示している。

取引所からの移動は、投資家が資産を取引に使わず、コールドストレージに移動させている可能性を示すため、しばしば強気の動きと見なされる。

出典:Glassnode

アルトコイン

●「安全な」ステーブルコインでさえ金融安定化にリスクをもたらす可能性:ニューヨーク連銀は、ステーブルコインのUSDコイン(USDC)が広範な金融システムにリスクをもたらす可能性があるとするレポートを発表した。

|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
|画像:Glassnode
|原文:Market Wrap: Bitcoin and Ether Kick Off Week in Positive Territory

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