キム・カーダシアン氏の事例はSECへの「贈り物」

キム・カーダシアン氏の事例はSECへの「贈り物」

ソーシャルメディアとリアリティ番組で人気のセレブ、キム・カーダシアン氏は、報酬を受け取っていることを隠して暗号資産EthereumMaxを宣伝したとしてSECに告発され、罰金として約1億8000万円を支払った。これは米SEC(証券取引委員会)にとっては「贈り物」と元SECのリサ・ブラガンカ(Lisa Braganca)氏は10月4日、CoinDesk TVで語った。

「SECは常に広く一般にメッセージを伝える方法を探しており、キム・カーダシアン氏のようなフォロワーを抱える誰かがこうした失敗をするなら…(中略)SECにとって思わぬメリットになる」(ブラガンカ氏)

カーダシアン氏は捜査に協力し、今後3年間、暗号資産のプロモーションを行わないことにも同意している。

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「ゲンスラーSEC議長が、ペイド・プロモーションであることのみならず、誰がが受け取った(あるいは、受け取るであろう)金額の開示を求める特定の規則があると語ることは絶対に正しい」とブラガンカ氏は語った。

カーダシアン氏のインスタグラム投稿の下部には「#AD」と記されていたが「かなり誤解を招くものだった」。

暗号資産をプロモーションするセレブをSECが告訴したことは今回が初めてではない。2018年にはプロボクサーのフロイド・メイウェザー・ジュニアはICOの報酬を受け取ったことを隠してプロモーションしたとして、SECから告訴されている。

しかし今、SECは「大きな苛立ち」を感じ、「より厳しい罰則」を求めている可能性があるとブラガンカ氏は述べた。

一方、なぜSECはもっと多くのトークン発行者を追及しないのかとの質問に対して、ブラガンカ氏は「すべてのトークン発行者を追及する必要はなく」、SECは「インフルエンサーを追求し、その後、最終的にトークン発行者を追及」できれば、トークン発行者に大きな影響を与えることができると考えているだろうと語った。

|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
|画像:CoinDesk TV(キャプチャ)
|原文:Kim Kardashian’s EthereumMax Promotion Was a ‘Gift’ to the SEC

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