【US市場】予想外にポジティブなCPIを受け、やや回復──ビットコインは1万7300ドル付近

【US市場】予想外にポジティブなCPIを受け、やや回復──ビットコインは1万7300ドル付近

FTX崩壊の影響は続いているものの10日、暗号資産市場は上昇した。

10日に発表された米CPI(消費者物価指数)は市場予想を下回った。FRB(米連邦準備制度理事会)のタカ派スタンスがインフレを抑制する方向に働いていることを示し、市場には楽観的な見方が広がった。

ビットコイン(BTCは当記事執筆時点、1万8000ドル付近。24時間で13%超上昇し、9日の1万6000ドル割れから回復している(日本時間11日10時50分頃には1万7300ドル付近)。

イーサリアム(ETHは1300ドルを超え、24時間で約17%上昇。FTX崩壊の発端となったFTXトークン(FTT)でさえ、50%超上昇して3.40ドル付近。ソラナ(SOL)はアラメダ・リサーチが大量保有していたことで投資家の警戒心を高めたが、40%超上昇した。

CoinDesk Market Indexは12%上昇。

株式市場も、投資家が予想外にポジティブなCPIを歓迎したかのように過去2年で最大の上昇となった。ナスダックは7.3%、S&P500は5.5%、ダウ平均は3.7%上昇した。

3iQのリサーチ責任者、マーク・コナーズ(Mark Connors)氏は、暗号資産の冬を特徴づけている「永続的な進展」は「イーサリアム・ビットコイン(ETH/BTC)レシオで表されるイーサリアム・ドミナンスの出現」と楽観的に指摘した。

最新価格

●CoinDesk Market Index(CMI):901.83、+12.5%
●ビットコイン:17,698ドル、+13.0%
●イーサリアム:1,312ドル、+18.8%

●S&P500:3,956.37、+5.5%
●ゴールド:1,759ドル、+2.9%
●米国10年債利回り:3.83%、-0.3

テクニカル分析

暗号資産価格は不安定だが、市場はその短い歴史の中でもっと悪い状況を経験してきた。

ビットコインの11月9日の下落は、2015年以降で10番目に大きな下落率となったが、2022年では2番目。2022年がいかに波乱に満ちているかを浮き彫りにしている。

出典:CoinMarketCap

アルトコイン

トロン(TRX)、140%上昇:トロン(Tron)ブロックチェーンのネイティブ暗号資産トロン(TRX)は、トロン創設者のジャスティン・サン氏がトロン基盤の暗号資産をFTXから外部ウォレットに移すことに同意した後、FTXで12セントから29セントへ140%超上昇した。

●ソラナ、上昇:大量のソラナ(3100万ソラナ)がアンステークされ、市場に出回ったことで大きな下落圧力となっていたが、ソラナ財団が次に予定されていた約2850万ソラナのアンステークを延期すると発表。ソラナは24時間で46%上昇した。

|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
|画像:CoinDesk
|原文:Market Wrap: Cryptos Recover Slightly From FTX Fatigue With a Dose of Encouraging Inflation Data

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