【US市場】ビットコイン、1万7000ドル回復

市場動向

ビットコイン(BTCは8日、1万7200ドル付近、24時間で2.2%上昇した。午前中は1万7000ドル以下で推移したが、米東部時間13時20分頃に上昇した。株式市場も上昇、S&P500は0.75%上昇して取引を終えた。

イーサリアム(ETHも3.8%上昇。次の大規模アップデート「シャンハイ(Shanghai)」のリリース目標が2023年3月と決定したことを受けて上昇した。シャンハイでは、ビーコンチェーンにステーキングされたイーサリアムの引き出しが可能になる予定。イーサリアムは11月、17%下落し、6月と10月の安値を結ぶ上昇トレンドラインを下抜けしている。

最新価格

●CoinDesk Market Index(CMI):869.10、+2.2%
●ビットコイン:17,215ドル、+2.2%
●イーサリアム:1,282ドル、+4.3%

●S&P500:3,963.51、+0.8%
●ゴールド:1,801ドル、+0.9%
●米国10年債利回り:3.49%、+0.1

市場分析

ビットコインの3カ月年率換算ローリングベーシスはゼロを下回り、トレーダーがキャリートレードを行うインセンティブは低下している。

ベーシスがプラスの場合、トレーダーはスポット(現物)市場でビットコインを買い、先物市場で売って差額を手にする。イーサリアムも同様で、3カ月ベーシスは11月12日以来、ゼロを下回っている。ビットコインの価格推移は、最近の値動きの少なさを示している。12月1日以降、価格は0.001%しか動いていない。

出典:TradingView

|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
|画像:CoinDesk
|原文:Crypto Markets Today: Record Grayscale Bitcoin Trust Discount Widens Industry Woes