バンクマン-フリード元CEOの裁判の「ゲームチェンジャー」とは

法律事務所Akin Groupのパートナー、イアン・マッギンリー(Ian McGinley氏は12月27日、CoinDesk TVに出演、アラメダ・リサーチ(Alameda Research)元CEOのキャロライン・エリソン(Caroline Ellison)氏と、FTX共同創業者のゲイリー・ワン(Gary Wang)氏が有罪を認めたことは、現在複数の刑事告発を受けているFTX元CEOのサム・バンクマン-フリード(Sam Bankman-Fried)氏に対する裁判にとって「ゲームチェンジャー」と語った。

「今、2人のインサイダー、つまり、おそらくこの事件で問題となっているすべての重要な瞬間に彼と一緒にいた人物は『我々は他の人、おそらくサム・バンクマン-フリード氏と共謀し、意図的に何か悪いことを行った』と述べている」(マッギンリー氏)

先週、エリソン氏とワン氏は、FTX崩壊に関連する罪状を認めた。2人は、バンクマン-フリード氏も所有するトレーディング会社アラメダ・リサーチとFTXの場当たり的な関係や、顧客資金を不適切に取り扱っていた疑いがあることを知っていたと認めた。

マッギンリー氏は、このことがバンクマン-フリード氏の弁護をいっそう困難にしており、弁護団にとって1人ではなく、2人の(検察側に)協力的な証人に「打ち勝つ」ことは「非常に困難」だろうと付け加えた。

「協力的な証人が2人いると、陪審員の前でその事件を弁護することははるかに難しくなる」とマッギンリー氏。結果はまだわからないが「これはきわめて大きなゲームチェンジャー」と再度強調した。

関連記事:保釈金330億円は誤解──バンクマン-フリードCEOは書類にサインしただけ【オピニオン】

エリソン氏とワン氏は捜査当局に協力していると言われている。

オンライン詐欺、マネーロンダリング、選挙資金違反の刑事責任を問われているバンクマン-フリード氏は、検察と交渉できないだろうと同氏は述べた。検察側の寛大な処置は「誰かに対する証拠」になる場合に限られるという。

バンクマン-フリード氏が「検察にとって価値のある」情報を持っているかどうかはまだわからないが、マッギンリー氏によると「ここでの選択肢は非常に限られている」。

バンクマン-フリード氏は1月3日、ニューヨークの連邦裁判所に出廷する予定だ。

|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
|画像:CoinDesk TV(キャプチャ)
|原文:Ellison and Wang Will Be ‘Game Changers’ in Bankman-Fried’s Trial, Lawyer Says