クラーケンのステーキングサービス停止が業界に及ぼす影響/心臓病を公表した人気NFT創業者の手紙【日曜日に読みたい厳選10本】

ステーキングは近年、特に2022年にイーサリアムブロックチェーンがPoWからPoS移行したことでますます注目されている。そしてさまざまな企業がステーキングサービスを提供している──今週公開されたコラムやインタビューから、日曜日に読みたい10本を厳選。

クラーケン、ステーキングサービスを停止──SECとの和解が業界に及ぼす影響は?

SEC(米証券取引委員会)は2月9日、暗号資産(仮想通貨)取引所クラーケン(Kraken)の米顧客向けステーキングサービスが無登録の証券提供にあたると発表。当時、クラーケンは同サービスの提供を直ちに停止し、和解金として3000万ドル(約39億円)を支払うと発表した。

このニュースは、アメリカにおけるステーキングにどんな影響をもたらすのか、多くの疑問を浮かんでいる。……続きを読む。

事実を正確に──心臓病を公表した人気NFT創業者からの手紙

現実離れしたような数週間だった。知らない人のために言っておくと、かなり深刻な症状を1年間無視した後、広範な検査を受けた結果、心不全との診断を医師から電話で知らされたばかりだ。

一般的に、あと5年生きられる確率は50%であることも知らされた。何をするべきか医師に尋ねたところ、最高の心臓専門医に診てもらう必要があることに加えて、暮らしを一変させる必要もあると告げられた。…続きを読む

ビットコインマイナー、イーサリアムと真剣に向き合うべき理由

マキシマリスト(至上主義者)の教義は、誰にも良い結果をもたらさない。

文化的影響力としてのビットコインマキシマリストのインパクト(そして、その避けられない衰退)については多くが語られてきた。だが、機関投資家の資本配分の決断への影響も含め、イデオロギーがいかに金融市場を動かすかについては、それほど語られていない。…続きを読む

ビットコイン、「ゴールデンクロス」は重要なのか?

暗号資産に投資している人たちの多くは、ビットコイン(BTC)が「ゴールデンクロス」に近づくにつれ、興奮を高ぶらせている。ゴールデンクロスとは、短期移動平均線(多くの場合50日)が長期移動平均線(多くの場合200日)を上方に突き抜けることを表す。

ゴールデンクロスは、テクニカルアナリストがしばしば使う一般的な指標で、強気相場が新しく生まれてきているサインと考えられている。私自身もテクニカルアナリストであり、移動平均線がクロスすることには間違いなく注目している。…続きを読む

NFT:実世界での幅広い活用事例

有名なハリウッド・ルーズベルト・ホテルとハリウッド・ウォーク・オブ・フェームに挟まれた場所に、排他性を売りにする新しい人気スポットがある。「ザ・ダンシング・シーホース・クラブ(The Dancing Seahorse Club)」は、ほかの人気ソーシャルクラブと同じように、少数限定向けコンサートやイベントスペースへの限定アクセスなど、メンバー限定特典を提供している。…続きを読む

AIトークン上昇、だがリアルな事例が必要だ

米銀最大手のJPモルガン・チェースは、皆がすでに知っていることを再確認した。すなわち、AI(人工知能)は、2023年のトップトレンドになっている。

機関投資家835人を対象とした調査では、約53%が今後3年間で金融を最も大きく変える可能性のある技術として「AIと機械学習」をあげた。Web3を支える技術であるブロックチェーンは3位、同行が年次レポート「The e-Trading Edit」で、AIと暗号資産を同率2位とした昨年から1ランクダウンとなった。…続きを読む

なぜFRBは「100%の準備資産」を保有する暗号資産銀行を拒絶するのか?

この数週間、暗号資産(仮想通貨)と銀行に関連したニュースがいくつか続いている。

ケイトリン・ロング(Caitlin Long)氏が創業し、まだ事業はスタートしていないカストディア銀行(Custodia Bank)は数週間前、米連邦準備制度への加盟申請を却下された。…続きを読む

ローカルビットコインに捧ぐ──ビットコインを“公共の利益”として維持するための教訓

有名なピア・ツー・ピア(P2P)暗号資産(仮想通貨)取引所のローカルビットコイン(LocalBitcoins)は2月9日、財政上の理由からサービスを停止すると発表した。業界にとって大きな損失だ。

フィンランドの首都ヘルシンキにある同社は2012年、ジェレミアス・カンガス(Jeremias Kangas)氏によって設立され、徐々に使われなくなっていたが、それでもビットコイン(BTC)の「サーキュラーエコノミー」の大切な一部となっていた。…続きを読む

ビットコインのPER(価格収益率)を考える

暗号資産(仮想通貨)というまだまだ新しい資産クラスには、アナリストの私にとっても学ぶことがまだまだたくさんある。特に私が興味を持っていることは、伝統的金融(TradFi)での自らの経験を暗号資産と結びつけることだ。

私はかつて、株式リサーチアナリストだった。専門分野はバリュエーション(企業価値評価)。「正しい」評価を行うことが、何よりも大切だと常々考えており、以下の2つの関連した質問への回答を見つけようとしていた。…続きを読む

足元で底堅い値動きのビットコイン、金利が上昇する中で買い需要続くか?【bitbankチャート分析】

ビットコインの週足は、先週5.4%の下落を記録しました。2週連続の陰線となり2月に入ってからは上値が重い展開となっています。1月は強い相場となり、4週連続で上昇しましたが、今月は短期の利確売りに押されています。週足は2ヶ月移動平均線(8EMA)の上位を維持していますが、短期の値動きには弱さが目立ちます。昨年記録した310万円のレジスタンスを抜けることにかなり苦労している様子です。…続きを読む

|文・編集:coindesk JAPAN編集部
|画像:Bored Ape Yacht Clubのコレクション(Yuga Labs)