中国のデジタル通貨は欧米の銀行システムを「飛び越える」:サークルCEO

仮想通貨決済企業サークル(Circle)のCEO、ジェレミー・アレール(Jeremy Allaire)氏は、国家デジタル通貨の開発においてアメリカが中国に遅れをとっていることは、欧米企業が支払いを送金する方法に変化をもたらす可能性がある、と述べた。

ポッドキャスト番組「グローバル・コイン・リサーチ(GLobal Coin Research)」に登場したアレール氏は、法定通貨の人民元に相当するデジタル通貨の開発において中国は先陣を切っており、直接決済を通じた欧米の支配をまもなく飛び越える可能性もあると語った。アレール氏はさらに、サークルは自社のUSDコイン(USD Coin)のようなステーブルコインの開発に関心を持ち続けているとも述べた。

「(サークルは)世界の主要な準備金通貨、世界の主要な貿易通貨がデジタル通貨になるとも考えています」と、アレール氏は語り、次のように続けた。

「インターネット上で運営可能なソフトウェア上で利用できる人民元のデジタル通貨版は、中国と中国企業にとってチャンスとなり、(中略)欧米の銀行システムをバイパスすることができます」

2019年8月初旬、中国の中央銀行にあたる中国人民銀行は、1年に及ぶデジタル通貨プロジェクトが完成に近づいていると発表した。

米ドルと連動したステーブルコインを2018年にローンチしたサークルは、中国の動向を注視していると、アレール氏は語った。デジタル人民元は、より大規模な世界的金融の実態を視野に入れても理にかなっているとして、次のように語った

「人民元の国際化というより大きなコンセプト、一帯一路構想、そして貿易相手国としての中国の役割を拡大したいという望み、(中略)デジタル通貨は成長のための自然な道だと思います」

翻訳:山口晶子
編集:佐藤茂
写真:Circle CEO Jeremy Allaire via CoinDesk archives
原文:Circle CEO: China’s Digital Currency Could ‘Bypass’ Western Bank System