ビットコインベースの「Space Pepes」、この一週間で最も取引されたNFTコレクションに

宇宙船に乗った「Pepe the Frog(カエルのペペ)」ピクセル画は、Web3の世界のデジタルアートコレクターにとって最新の注目作品になった。

Cryptoslamのデータによると、ビットコインベースの「Space Pepes」コレクションは、7日間で730万ドル(約10億2000万円)相当が取引され、最も取引されたNFT(非代替性トークン)になった。

Space Pepesはそれぞれ100ドル(約1万4000円)弱で販売されており、データによると、取引の大部分は5月19日に発生した。その後、取引は徐々に減少している。

Space Pepesは、今最も多く取引されているNFTのコレクションだ。 (Ordinals Wallet)

この数値は、イーサリアムベースの人気コレクション「Bored Apes Yacht Club(BAYC)」よりも多く、ビットコインベースのアートワークが、コレクターの間でより知られていたソラナやポリゴンといった他のネットワーク上の同種の作品よりも人気を博していることが示されている。

BAYCと同じクリエイターによる別のコレクションである「Mutant Ape Yacht Club(MAYC)」は、累計取引高900万ドル(約12億5000万円)を記録している。ImmutableXベースの「ゴッズ・アンチェーンド(Gods Unchained)」は400万ドル(約5億6000万円)、話題になった「Milady」コレクションは300万ドル(約4億2000万円)相当の取引が行われた。

過去30日間でビットコインNFTは約1億6700万ドル(約233億円)の取引高を記録しているが、イーサリアムの約3億9700万ドル(約554億円)には遠く及ばない。しかし、Cryptoslamによると、ビットコインのNFTの売上は約5700万ドル(約80億円)のソラナの約3倍だ。

|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:井上俊彦
|画像:Ordinals Wallet
|原文:Bitcoin-Based ‘Space Pepes’ Led Weekly Trading Volumes Among NFT Collections