オフショア人民元・香港ドルに連動するステーブルコインの開発チームが中国警察に拘束される:報道

オフショア人民元にペッグされたステーブルコインであるCNHCと、香港ドルに結びついたHKDCの開発チームが上海警察に拘束されたとPANewsが5月31日に報じた。

報道によると、Trust Reserveの開発チームは5月29日に連行されたという。PANewsはまた、同社のオフィスのドアに同じ日付の司法差し押さえ通知書を見つけたとしている。

今年初め、暗号資産(仮想通貨)取引所クーコイン(KuCoin)は、CNHCの発行元として1000万ドル(約14億円)の資金調達ラウンドを完了した。オフショア人民元は、CNHという略称で知られている。

中国は暗号資産の取引、マイニング、銀行取引を禁止しており、独自の中央銀行デジタル通貨(CBDC)の開発を進めているところだ。香港は業界に対してよりオープンで、2月には暗号資産取引プラットフォームに関する規則案を発表していた。

米CoinDeskは、CNHCチームと上海・香港警察にコメントを要請している。

|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:井上俊彦
|画像:Shutterstock
|原文:Team Behind Offshore Yuan, Hong Kong Dollar Stablecoins Detained by Chinese Police: Report