マトリックス法によるテクニカル分析(2023/6/2)ビットコイン、レンジ下抜けも、思ったほど悪くない:楽天ウォレット

本稿ではビットコイン相場をパターン分析・移動平均線(9MA・25MA)・一目均衡表・ボリンジャーバンド・MACD・RSIの代表的な6種類のテクニカル分析で5段階(5→1:強→弱)で評価し、その平均で相場の強弱を評価する。
テクニカル分析において定点観測と客観性が重要と考える。代表的な分析手法を複数組み合わせることで、恣意性を排除し、精度を高める狙い。

※本記事は「楽天ウォレット」のテクニカルレポートを転載したものです。

サマリー

総合評点は2.5とやや弱め。一目の雲を下抜けた割に他指標はさほど悪くない。レンジ内で下向きといった状況。次にレンジの下限でサポートされるか、今度は下抜けてしまうかは、他指標がどこまで付いてくるかによるイメージ。

パターン分析

平行チャネルのレンジ内での取引継続。あえて言えば350万円から400万円まで上昇した半値押し375万円を割り込んでいるので、レンジの下限を確認しに行く動きが予想される。

評点:2

移動平均線

5月28日にゴールデンクロス。その分の上昇は一服したが、移動平均線に方向感は出ていない。

評点:3

一目均衡表

雲の上抜けがダマしに終わり、今度は下抜け。遅行線はローソク足の下に抜けつつあるが、転換線はかろうじて基準線の上にあり、3役逆転の売りサインは点灯していない。

評点:2

ボリンジャーバンド

バンド上抜け、バンドウォークを否定されバンドの中央に。上向きのトレンドを否定された格好だが、下向きのトレンドも出ていない。

評点:3

MACD

デッドクロス一歩手前。

評点:2

RSI

40台で方向感なし。

評点:3

評点

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|編集:coindesk JAPAN
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|転載元:Rakuten Wallet