ブロックチェーンスマホなどデバイス市場が5年で6倍に【予測】

ブロックチェーンスマホなど、ブロックチェーンに関連するデバイスの市場が5年で6倍程度に伸びる──。米国の調査会社マーケッツ・アンド・マーケッツが発表した調査で、ブロックチェーンデバイス市場の成長余地があらためて明らかになった。

230億円から1400億円規模へ

調査によると、市場規模は2019年で2億1800万ドル(約235億円)だが、2024年には12億8500万ドル(約1386億円)になると見ており、この間の成長率は実に毎年42.5% という。

調査では地域別に北米、アジア太平洋、ヨーロッパ、その他に分類、地域では北米が今後も市場をけん引する存在であることを指摘した。デバイス別では、ブロックチェーンスマホ、暗号資産ハードウェアウォレット、POSデバイスなどの成長率が高いと予測した。

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成長する主な要因として、小売りやサプライチェーン管理でブロックチェーン利用やベンチャーキャピタルの出資、仮想通貨やICOの時価総額が増えることを挙げている。

またこの分野の主な企業としてレッジャー(フランス)、HTC(台湾)、プンディX(シンガポール)、フィラメント(米国)、ジェネラルバイツ(チェコ)、リドル&コード(オーストリア)、アバド(スイス)、シキュア(米国)、シリン・ラボ(スイス)、ブロックチェーン・ルクセンブルク(英国)、サトシラボ(チェコ)、ジェネシス・コイン(米国)、ラマッス・インダストリーズ(スイス)を挙げた。

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文:濱田 優
編集:小西雄志
写真:Shutterstock.com