仮想通貨取引高、前月から1500億円減【9月】──JVCEA公表 BTC、XRP……

9月末時点の仮想通貨取引データが公開され、月間の取引高が前月より1,500億円ほど減少。通貨別の現物取引高で最も多かったのはビットコイン(BTC/XBT)で3,545億4,600万円。以下、リップル(XRP)、モナコイン(MONA)、イーサリアム(ETH)、ビットコインキャッシュ(BCC/BCH)、ライトコイン(LTC)と続いた。日本仮想通貨交換業協会(JVCEA)が11月8日に公開した。

2019年の月別最高は6月の1.3兆円

仮想通貨取引交換業者数は、みなし業者含めて19社(テックビューロ除く)。通貨別の取引高は次の順だった。

(1) ビットコイン 3,545億4,600万円
(2) XRP 467億6900万円
(3) モナコイン 150億800万円
(4) イーサリアム 89億700万円
(5) ビットコインキャッシュ 59億3100万円
(6) ライトコイン 11億8200万円
(7) その他 22億100万円

9月の現物の取引高は4,345億4,400万円で、前月の5,866億6,100万円からおよそ1,500億円減少。しかし、2019年で現在までのところ最も少なかった3月の2,071億3,500万円からは2300億円ほど増えている。なお月別の最高はこれまでのところ、6月の1兆2,632億6,400万円。

建玉数は多いものの額は少なめ

証拠金取引の建玉残高(利用者残高ベース)では、売建数が607万5,068、買建数が1億1616万6,847で、ともに月ごとでは今年で2番目に多かった。しかし「額」ベースでみると、売建額が58億6,700万円で今年2番目に少なく、買建額が135億8,200万円で今年3番目に少なかった(なお額ベースで今年最も少なかったのは2月で、売建は42億6,600万円、買建額は82億9,100万円)。

利用者口座数を見ると、設定数は307万6,204口座(うち稼働は194万6,433口座)。2018年12月末の287万4,219口座から比べると、9ヵ月で20万1,985口座増えている。

文:濱田 優
編集:小西雄志
写真:ShadeDesign / Shutterstock.com