コインベースのデビットカード、リップル(XRP)など5仮想通貨にも対応、新たに10カ国でも発行

コインベース(Coinbase)は同社のVISAデビットカードに5つの仮想通貨のサポートを追加、また新たにヨーロッパ10カ国での利用が可能になった。

コインベースは11月14日(現地時間)、同社のデビットカード保有者はリップル(XRP)、ベーシックアテンショントークン(BAT)、オーガー(REP)、ゼロエックス(ZRX)、ステラ(XLM)での支払いが可能になったと発表した。同カードはすでにビットコイン(BTC)、イーサ(ETH)、ビットコインキャッシュ(BCH)、ライトコイン(LTC)に対応していた。

また、ブルガリア、クロアチア、デンマーク、ハンガリー、アイスランド、リヒテンシュタイン、ノルウェー、ポーランド、ルーマニア、スウェーデンでも使えるようになった。

「投資のみならず、日常の道具としての仮想通貨の役割を盛り上げていく」

コインベースUKのCEO、ジーシャン・フェロス(Zeeshan Feroz)氏は声明で以下のように述べた。

「コインベースカードで利用できる仮想通貨が2倍以上に増え、また新たに10カ国に導入されたことにより、コインベースは投資のみならず、日常の道具としての仮想通貨の役割を盛り上げていく」

コインベースカードはイギリスとEU諸国で今年4月にローンチされた。同社は、ユーザーがデビットカードを使って取引を行うと、「即座に」仮想通貨は法定通貨に替わると語った。

同社によると、カードはVISAが使える場所なら世界中どこでも使える。またコインベースはVISAを使ったモバイル決済ができるアプリも提供している。コインベースカードはPaysafe Financial Services Limitedが発行、同社はイギリスの規制当局である金融行動監視機構(Financial Conduct Authority)の認可を受けている。

翻訳:CoinDesk Japan編集部
編集:増田隆幸
写真:Product image courtesy of Coinbase
原文:Coinbase Expands Reach of Visa Card in Europe, Adds 5 New Cryptos