世界最大級のマーケットメーカー、暗号資産の流動性提供へ:報道

世界最大級のマーケットメーカー(流動性提供者)のCitadel Securities(シタデル・セキュリティーズ)は、暗号資産(仮想通貨)業界により深く関与する計画だと、ブルームバーグが24日に報じた

シタデル・セキュリティーズは、Coinbase(コインベース)、Binance(バイナンス)、Crypto.comといった大手暗号資産取引所で流動性を提供することを検討しているという。米国以外の地域で新ビジネスを展開するために、海外チームを立ち上げている。

シタデル・セキュリティーズは、機関投資家向け暗号資産取引所EDX Marketsの立ち上げに参画するなど、暗号資産業界にすでに参入しているにもかかわらず、同社の中核サービスであるマーケットメークを暗号資産で展開することには消極的だった。

今回の方針転換は、トランプ大統領が暗号資産に対する米国の規制方針を変更したことを受けたものと見られている。

シタデル・セキュリティーズにコメントを求めているが、当記事執筆時点までに返答はなかった。

なお同社は2022年8月、日本拠点を開設し、日本において米国債券の取引を開始すると発表している。

|翻訳・編集:CoinDesk JAPAN編集部
|画像:同社Webサイト(キャプチャ)
|原文:Citadel Plans Crypto Market-Making Business: Bloomberg