ビットコイン、9万4000ドル突破──トランプ大統領が暗号資産準備金を推進
  • トランプ米大統領が戦略的暗号資産準備金を推進する意向を示したことを受け、ビットコイン(BTC)は9万4000ドルを突破している。
  • 同様に、エックス・アール・ピー(XRP)、ソラナ(SOL)、カルダノ(ADA)、イーサリアム(ETH)も大幅に上昇している。
  • ストラテジー、コインベース、ビットコインマイナーなどの暗号資産関連銘柄も上昇する可能性が高い。
  • 3月7日には、ホワイトハウスで暗号資産サミットが予定されており、こうした動きは暗号資産に再び強気センチメントを呼び戻すことが期待される。

3月2日、トランプ米大統領が戦略的暗号資産準備金の推進を発表した後、ビットコイン価格は9万1000ドルを超えた(日本時間3日9時頃には、9万4300ドルを超えている)。

最初の発表で、大統領は準備金としてXRP、SOL、ADAをあげ、その後、BTCとETHを追加した。

XRPは24時間で31%上昇、2.80ドル付近となっている。ADAは1ドルを、SOLは160ドルを超え、20%以上上昇している。

BTCは24時間で6%上昇し、8万ドルから8万4000ドルのレンジで推移していた価格は、ついに9万1000ドルを超えた(当記事、執筆時点)。ETHは2400ドルを超え、10%近く上昇した。より広範な市場指標のCoinDesk 20 Index(CD20)は、24時間で17%上昇した。

〈CoinDesk20 Index price chart:CoinDesk Indices〉

このニュースは、ストラテジー(Strategy)、コインベース(Coinbase)、ロビンフッド(Robinhood)のような暗号資産関連銘柄や、マラ・ホールディングス(MARA Holdings)、リオット・プラットフォームズ(Riot Platforms)、クリーンスパーク(CleanSpark)などのビットコインマイナーの株価にも好影響を与えるだろう。

トランプ大統領の動きにより、1週間低迷していた暗号資産に強気センチメントが戻ってくる可能性が高い。

ホワイトハウスが先週末、トランプ大統領が主催する暗号資産サミットを7日に開催すると発表したことで、暗号資産市場に活気が戻り始めた。サミットの出席者には、「暗号資産業界の著名な創業者、CEO、投資家」が含まれる予定だ。

|翻訳・編集:CoinDesk JAPAN編集部
|画像:TheDigitalArtist/Pixabay
|原文:Bitcoin Jumps Above $91K After Trump’s U.S. Crypto Reserve News Brings Bulls Back