
貿易戦争が再び本格化し、暗号資産(仮想通貨)を含むリスク資産に逆風が吹いている。
中国は4日、米国からの小麦・トウモロコシ・綿花・鶏肉の輸入に15%の関税を課し、ソルガム・大豆・豚肉・牛肉・魚介類・果物・野菜にも10%の追加関税を課すと発表。これらはすべて10日から実施される予定だ。
この動きは、ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領が3日、中国からの輸入品に対する関税を20%に倍増させたあとに起こった。トランプ大統領はまた、4日からメキシコとカナダからの輸入品に25%の関税を課すことを正式に認め、株式と暗号資産の幅広いリスク回避につながった。
データソースのCoinDeskとTradingViewによると、時価総額で首位の暗号資産であるビットコイン(BTC)は、本記事執筆時点で8万4200ドル付近で取引されており、前日比(協定世界時:UTC)で2%下落している。
|翻訳・編集:廣瀬優香
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|原文:China Responds to Trump’s Tariff Hike With 15% Duty on U.S. Imports