
堂島取引所(大阪市)がビットコイン(BTC)先物の上場認可に向けて今月末までに申請準備の態勢を整える方針であると、3月4日ブルームバーグが報じた。申請が認可されれば、伝統的な取引所としてビットコイン先物を取り扱うアジア初のケースとなる。
報道によると、金融庁からの認可を受ければ、早ければ2025年度中にも円建てビットコインの先物取引開始を目指すという。
現在、ビットコイン先物はシカゴ・マーカンタイル取引所(CME)で取引されており、香港取引所ではCMEのビットコイン先物価格に連動するETFが上場している。
堂島取引所で先物取引が開始されれば、アジア地域の取引時間における主要な価格指標になり得るとブルームバーグは伝えている。
江戸時代の「堂島米市場」にルーツを持つ堂島取引所には、国内初の「電子決済手段等取引業者」として認可を受け、ステーブルコイン「USDC」の取扱いを開始予定のSBI VCトレードを傘下に持つSBIホールディングスなどが出資している。
|文:栃山直樹
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