
- ナスダック100種指数とS&P500種指数は、ドナルド・トランプ氏が11月の大統領選挙で勝利した以降のすべての利益を失っている。
- ビットコインは、その上昇分のかなりの部分を失っているものの、大統領選挙の後、依然として約20%上昇している。
過去数週間の株式市場の関税騒動により、ナスダック100種指数とS&P500種指数は、11月初旬のドナルド・トランプ氏の大統領選挙勝利以降の上昇分をすべて失ったが、ビットコイン(BTC)はプラス圏にとどまっている。
両方の株式指標は現在、2%以上下落している一方で、ビットコインは同じ期間で20%以上上昇している。
市場をリードするエヌビディア(Nvidia)は、同社のチップがAIなどの用途で需要があるが、トランプ氏の勝利以来、20%以上下落している。その一方で、メタ・プラットフォームズ(Meta Platforms)は、いわゆる「マグニフィセント7」の中で際立った存在で、約10%上昇している。
ビットコインのバイヤーであるストラテジー(Strategy)は11月の史上最高値から50%以上下落しているものの、大統領選挙後では20%上昇している。
ビットコインの強気派は、最近の価格パフォーマンスに失望しているに違いない。世界最大の暗号資産(仮想通貨)は、1月20日のトランプ大統領就任式の前日には10万9000ドルだったが、約20%も下落している。しかし、現在の8万8000ドルという価格は、11月の選挙直前の水準から見ると、約20%上昇している。

|翻訳:CoinDesk JAPAN
|編集:井上俊彦
|画像:TradingView
|原文:U.S. Stocks Give Up Post-Trump Election Advance While Bitcoin Clings to Gain