
- リップル社が使用する暗号資産XRPは、3月9日に終わる週に27%を超える大幅な下落を経験し、2022年11月以来最大の週間下落率を記録。
- 2ドル付近の重要なサポートが破られれば、さらなる損失につながる可能性がある。この水準は12月以来、ヘッドアンドショルダーの天井パターンを形成している。
データソースのTradingViewとCoinDeskによると、リップル社が国境を越えた取引を促進するために使用している決済に特化した暗号資産(仮想通貨)であるエックス・アール・ピー(XRP)の価格は、3月9日に終了した週に27%超える急落を見せ、2022年11月以来最大の週間下落率を記録した。
この売りにより、1.95ドルという重要なサポートに注目が集まっており、これを突破すればさらに大きな損失につながる可能性がある。
この水準は需要ゾーンとして機能し、12月から発展してきたヘッドアンドショルダーの天井パターンを形成してきた。ヘッドアンドショルダーパターンは3つのピークから成り、中央が最も高く、ネックラインと呼ばれる水平の需要ゾーンは3つのピークの底を結ぶトレンドラインで識別される。
ネックラインを割り込むと、需要の弱さと、相場が強気から弱気にトレンド転換することを意味し、ネックラインと中央のピークのギャップに等しい大きな損失が生じることが多い。
したがって、強気派は2ドル付近のサポートを守る必要があり、これに失敗するとヘッドアンドショルダーのブレイクダウンを引き起こし、昨年強力なレジスタンスとして機能した水準である60セントへの下落の扉が開かれることになる。

|翻訳・編集:廣瀬優香
|画像:jarmoluk/Pixabay
|原文:XRP Bulls Need to Defend Near $2 Support After the Largest Price Drop Since November 2022. Here’s Why.