サッカーグラウンドの1平米がNFT化、試合連動で特典も──鎌倉インターナショナルFC

サッカースタジアムの一部が自分のものになり、試合展開と連動して特典が得られる新たな観戦体験が鎌倉から誕生する。

神奈川県鎌倉市を拠点とするサッカークラブ「鎌倉インターナショナルFC」が3月7日、スタジアムグラウンドの1平米単位をNFT化する「鎌倉スタジアムNFTプロジェクト」を開始すると発表した。

このプロジェクトでは、102m×64mのグラウンド全体(6528平米)がNFT化され、購入者は特定区画のデジタル所有権を取得。2025年3月23日の公式戦からは所有NFTと試合展開を連動させたゲーム「SHOOT ZONE」が始動し、所有区画に関連した試合展開に応じて特典が得られる仕組みだ。

既存の「スタジアム芝生1平米オーナー」約2000名には保有口数分のNFTが付与され、3月24日からは新規販売も開始される予定。

NFTの受け取りにはデジタルウォレットが必要で、クラブスポンサーであるNTT Digitalの「scramberry WALLET」が推奨されているが、メタマスク(MetaMask)など他のウォレットも利用できる。

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2018年設立の同クラブは神奈川県社会人サッカーリーグ1部で戦いながら、将来のJリーグ参入を目指している。

|文:栃山直樹
|画像:リリースから