米決済大手Stripe、ステーブルコインをテスト──530兆円市場を狙う
  • Stripe は、米国、英国、EU 以外の企業を対象に、新しいステーブルコイン製品のテストを招待しています。
  • 米国、英国、欧州連合以外の企業。
  • この動きは、Stripe がステーブルコイン決済プラットフォームの Bridge の買収について規制当局の承認を取得したことを受けたものです。

米決済大手Stripe（ストライプ）は、米国、英国、そしてEUを除いた企業を対象とした新たなステーブルコインのテストを準備している。

同社のパトリック・コリソン（Patrick Collison）CEOは、このサービスを提供するために約10年間計画を進めてきており、パイロットユーザー向けにサービスを開始するとXに投稿した。

Stripeは2024年10月、米暗号資産取引大手Coinbase（コインベース）の元幹部が設立したステーブルコイン決済プラットフォームBridge（ブリッジ）の買収を発表していた。

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ステーブルコイン市場には、暗号資産企業から伝統的金融機関まで、多くの企業が参入し、急成長する市場のシェアを奪い合っている。例えば、シティグループは、ステーブルコインはブロックチェーン普及において、生成AIにおける「ChatGPT」のような役割を担う可能性があり、特に米ドル連動型ステーブルコインは、規制の明確化が進めば2030年までに3.7兆ドル（約530兆円、1ドル143円換算）まで成長する可能性があると述べている。

Stripeは暗号資産に古くから取り組んでいる。同社は2014年、大手決済事業者として初めてビットコイン決済をサポートした。だがビットコインの取引スピードと手数料の問題から、その後、廃止している。

｜翻訳・編集：CoinDesk JAPAN編集部
｜画像：Unsplash
｜原文：Stripe Tests New Stablecoin Project as $3.7T Market Looms