
ギグワークスの子会社GALLUSYSは4月28日、同社が提供するSnap to Earnサービス「SNPIT」において、世界的な人気を誇るアニメ「進撃の巨人」とのコラボレーションを今夏に実施することを発表した。
今回のコラボレーションの目玉となるのは、期間限定で登場する特別なガチャだ。このガチャでは、「進撃の巨人」の重厚な世界観を反映した限定デザインのカメラストラップやカメラスキンが入手可能となる見込み。
これらはゲーム内で特定のユーティリティを持つアイテムとして設計されるという。具体的な開始時期や詳細な内容については、SNPIT公式サイトで追って発表される。
SNPITは、スマートフォンカメラとNFTを結びつけたGame-Fi体験を提供するサービス。ユーザーはカメラNFTを使って写真を撮影することでポイントを獲得。貯めたポイントはカメラ性能の向上に利用でき、より高品質な写真撮影や、獲得ポイントの増加につながる。
一方、「進撃の巨人」は、諫山創氏の漫画を原作とし、巨大な壁に囲まれた世界で繰り広げられる人類と巨人との壮絶な戦いを描いた作品。原作漫画の累計発行部数は全世界で1億部を超え、アニメも国内外で絶大な支持を集めている。
このように、日本が強みを持つアニメやマンガといったIP(知的財産)とNFTなどのWeb3技術を結びつける動きは、SNPIT以外にも活発化している。
例えば、アニモカブランズジャパン(Animoca Brands Japan)は、NFTコレクション「AnimeTraits」の第一弾として『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』とコラボレーションした。これは、1995年公開の同作に登場するキャラクターパーツをNFT化し、アバターに着せ替えできる「Traits」として提供するユニークな試みである。
また、YOAKE entertainmentは、人気アニメ「七つの大罪」シリーズを題材としたNFTコレクションを展開。この日、第二弾として、アニメシリーズ版の名場面をテーマにした作品群のリリースを発表している。
|文:栃山直樹
|画像:リリースから