BONK取引が急増──新トークン発行プラットフォーム、3日間で約100万ドルの手数料
  • ソラナブロックチェーンのBONKトークンが注目を集めている。新たなプラットフォームで手数料をBONK購入にあてる仕組みが採用されており、3日間で100万ドル近くの手数料が発生した。
  • BONKに特化したトークン発行プラットフォームであるLetsbonk.funは、BONKコミュニティとレイディウムの支援を受けて立ち上げられ、1万種類以上のトークンが発行された。
  • BONKトークンは過去1週間で54%上昇しており、先物取引の建玉増加が今後の価格変動の可能性を示唆している。

ソラナ(Solana)ブロックチェーン上の犬をモチーフにしたトークン、ボンク(BONK)は、今後数週間注目すべき仮想通貨(暗号資産)の一つになるかもしれない。新たなトークン発行プラットフォームLetsbonk.funがその手数料の一部でBONKを買い入れる仕組みを採用したためだ。ローンチから最初の3日間で100万ドル(約1億1400万円、1ドル140円換算)近くの手数料が発生した。

Letsbonk.funは、BONKコミュニティとレイディウム(Raydium)のメンバーによって構築され、BONKに特化したトークン発行プラットフォームとして27日遅くにローンチされた。手数料の一部はBONKsolバリデータを利用してソラナネットワークの安全確保や支援に充てられる。複数のツイートによると、すでに1万種類以上のトークンが発行されている。

Letsbonk.funのX(旧Twitter)投稿によると、手数料はスワップごとに1%と、移行後の取引高のうち少量がletsbonk.funに送られる。

29日時点で、Letsbonk.fun上で最大のトークンはHOSICO(時価総額3000万ドル)とLETSBONK(時価総額530万ドル)だ。

フォロワーの多いXユーザーのtheunipcs氏は、「プラットフォームの成功は多くの人を驚かせることになると予想している」と述べた。同氏は、BONK先物取引で1万6000ドルを最大2000万ドル(28億円)にしたバイラルトレードで「ボンク・ガイ(bonk guy)」として知られている。

theunipcs氏はさらに、「LetsBONKfunはミームコインのローンチに対してより革新的かつシンプルなアプローチを取り、創出した価値のかなりの部分をユーザーやソラナブロックチェーンおよびエコシステムが享受できるようにすることに焦点を当てている」と述べた。

また、「Pump.funは1年余り前のローンチから6億ドル(約840億円)を超える手数料を生み出した。純粋に買い圧力の観点から、これの一部であってもBONKにとってどのような意味を持つのか想像してほしい」と述べた。

BONKトークンは過去1週間で54%上昇していることがデータで示されており、その動きの大半は27日のLetsbonkのローンチ以降に発生している。

BONK価格を参照する複数の先物取引では建玉が急増しており、最大のものは26日の1億7000万ドルから29日には2億5000万ドル(約350億円)まで急騰した。これは、今後の価格変動への期待の高まりを示している。

|翻訳・編集:林理南
|画像:Bonk Inu
|原文:BONK Bets Gain Favor as New Token Issuance Platform Nets $800K in 3 Days