
- SECは、現物のXRPおよびドージコインのETFに関する決定を延期し、新たな期限をそれぞれ6月15日と6月17日に設定。
- SECは、提案された規則変更を検討するためにさらなる時間が必要な場合、決定期間を45日から90日に延長できる。
- ジェームス・セイファート氏を含むアナリストたちは、これらの延期を予測しており、最終期限は2025年10月以降になると予想している。
米証券取引委員会(SEC)は29日遅く、アナリストの予想通り、現物のエックス・アール・ピー(XRP)およびドージコイン(DOGE)のETFの承認決定を延期した。
ビットワイズ(Bitwise)のドージコインETFについては6月15日まで、フランクリン・テンプルトン(Franklin Templeton)のXRP ETFについては6月17日まで、次の措置を待つとSECが述べたことが、別々の提出書類で明らかになった。
法律では、SECは規則変更案が発表された日から45日以内に承認するか、却下するか、あるいは却下すべきかどうかを判断するプロセスを開始することが定められている。この45日間は、SECがさらに時間が必要と判断した場合、90日間まで延長できる。
「SECは、提案された規則変更と、そのなかで提起された問題点を検討する十分な時間を確保するため、規則変更案への対応期間をより長く設定することが適切だと考えている」と同委員会は提出書類のなかで述べた。
ブルームバーグ・インテリジェンス(Bloomberg Intelligence)のアナリスト、ジェームス・セイファート(James Seyffart)氏はXの投稿で、多くの申請の最終期限が10月以降に設定されていることから、これらの延期は予想されていたと述べた。
🚨NEW: The @SECGov has delayed making a decision on Franklin Templeton’s $XRP spot ETF until June 17.https://t.co/3EeRWBzBmg pic.twitter.com/BYfZJw5qWl
— Eleanor Terrett (@EleanorTerrett) April 29, 2025
XRPとDOGEは過去24時間でほとんど変動しておらず、ビットコイン(BTC)の価格動向も横ばいとなっている。
|翻訳・編集:廣瀬優香
|画像:
|原文:SEC Delays Dogecoin and XRP ETF Decisions