ナスダック、21シェアーズのドージコインETF上場承認をSECに申請
  • ナスダックは、21シェアーズのドージコインETFの上場と取引を行うためのフォームをSECに申請した。
  • 21シェアーズはハウス・オブ・ドージ(House of Doge)と提携し、このETFのS-1登録を提出した。これは、ドージコインのパフォーマンスを追跡することを目指すETFだ。
  • コインベース・カストディ・トラストがこのETFの公式カストディアンとなる予定で、レバレッジやデリバティブを利用せずにドージコインを直接保有する。

ナスダック(Nasdaq)は29日、21シェアーズ・ドージコインETF(21Shares Dogecoin ETF)の上場と取引の承認を得るため、米証券取引委員会(SEC)に19b-4フォームを提出した。

CoinDeskが報じた通り、資産運用会社21シェアーズは4月10日、SECにS-1登録を提出した。これは、ファンドのプロモーションを支援するため、ドージコイン財団(Dogecoin Foundation)の法人部門であるハウス・オブ・ドージ(House of Doge)と提携して行われた。

このETF(上場投資信託)は、ETFの経費およびその他の負債を調整した上で、CFドージコイン-ドルUS決済価格指数(CF DOGE-Dollar US Settlement Price Index)で測定されるドージコイン(DOGE)のパフォーマンスを追跡することを目指している。

これは、ドージコインを直接保有するパッシブ運用型の投資商品だ。申請書には、このETFが投資目的を達成するためにレバレッジやデリバティブ、同様の仕組みを利用しないことが記されている。

コインベース・カストディ・トラスト(Coinbase Custody Trust)がこのETFのトークンを保有し、ETFの公式カストディアンの役割を果たす。

今回の申請は、SECがビットワイズ(Bitwise)の現物ドージコインETF申請に関する決定を延期し、審査期間を6月15日まで延長する中で行われた。

|翻訳・編集:林理南
|画像:digging-dogecoin
|原文:Nasdaq Seeks SEC Approval to List 21Shares Dogecoin ETF