
ソニーが手がけるレイヤー2ネットワーク「Soneium(ソニューム)」上で、DEX(分散型取引所)Uniswap(ユニスワップ)がサービスを開始。Uniswap Web AppとUniswap WalletがSoneiumで利用可能になった。
これにより、トークンの安全な交換、流動性提供、ネットワーク間のブリッジングが実現し、デジタル・コレクティブルからトークン化IP(知的財産権)まで、あらゆる資産のシームレスな価値交換をサポートするという。
2025年1月に一般公開したSoneiumは、IP保護と新規ユーザーのオンチェーン化をミッションに、エンターテインメントを軸としたサービスを展開している。
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こうしたSoneiumのビジョンは、Uniswap Labsの「ユニバーサルな交換を通じて価値を解放する」というミッションと一致しているとリリースは記している。
マーケットがパーミッションレスかつインターオペラブル(相互運用可能)になれば──Uniswap Labsのプロダクトが実現するもの──クリエーターはイノベーションやクリエーション、そして作品から収益を得るための新しい自由を得ることができるという。
ソニーグループとStartale Group(スターテイル)の合弁会社Sony Block Solutions Labs(Sony BSL)のチェアマン、渡辺潤氏はリリースで以下のように述べている。
「Sony Block Solutions Labsは、『Realize the Open Internet that Transcends Boundaries(境界を超えたオープン・インターネットの実現)』というビジョンのもと、クリエーター、ファン、開発者のためのワールドクラスのブロックチェーン・エコシステムの構築を目標としている。Uniswap Labのアクセシビリティとイノベーションへのコミットメントは、Soneiumのビジョンと一致している。今回のインテグレーションによって、Web3とのよりシームレスなエンゲージメントが実現することを期待している」
|文:CoinDesk JAPAN編集部
|画像:1月のソニーグループ「Web3事業発表会」での渡辺潤氏(撮影:CoinDesk JAPAN編集部)