
- トランプ大統領は、関連ウォレットからの莫大な収益が報告されているにもかかわらず、ミームコイン「TRUMP」から利益を得ているとの疑惑を否定した。
- トランプ大統領の NFTコレクションを管理する企業と関連するミームコイン「TRUMP」は、主にCIC Digital LLCとFight Fight Fight LLCが管理している。
- ホワイトハウスは、最大220人の「TRUMP」保有者を大統領との夕食会に招待する計画だ。
トランプ大統領は、大統領就任直前に発行された自身の公式ミームコイン「TRUMP」から利益を得ているとの疑惑を否定している。
ブロックチェーン分析企業Chainalysis(チェイナリシス)によると、TRUMPはわずか2日間で支援者から90万ドル(約1億3000万円、1ドル145円換算)の手数料を稼いだという。
TRUMPの最も保有しているウォレットは、大統領のNFTコレクションにも関わっているCIC Digital LLCと、その子会社的存在であるFight Fight Fight LLCが管理している。これら2社でTRUMPの80%を保有している。
「私は何も利益を得ていない」とトランプ大統領はNBC Newsのインタビューで述べ、トークンの値動きなどは確認しておらず、もし利益が上がっているとしても「偶発的なもの」と主張した。
「例えば、私が何かの株式を保有していて、私が良い仕事をして株式市場が上昇すれば、利益を得ていることになるだろう」
TRUMPは最近数週間で活発な値動きを見せている。当記事執筆時点、11.20ドル前後で取引されており、過去最高値44.19ドルから大幅に下落しているが、1カ月で20%上昇している。
先日、ホワイトハウスは、最大220人のTRUMP保有者を大統領との夕食会に招待すると発表した。
なお、トランプ大統領の子息エリック・トランプ(Eric Trump)氏は、トロントで開催される「Consensus 2025」で基調講演を行う予定だ。
|翻訳・編集:CoinDesk JAPAN編集部
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|原文:Donald Trump Denies Claims of Profiting From TRUMP Token