
- チェーンリンクは、ネットワークへの参加を促進するための報酬プログラムを開始する。第一弾はスペース・アンド・タイムからのトークン配布だ。
- スペース・アンド・タイムは、SXTトークン供給量の4%をチェーンリンク参加者に割り当て、90日の請求期間を設ける。
- チェーンリンク報酬プログラムは、ネットワーク内でのユーザーの関与とステーキング活動の増加を目指している。
チェーンリンク(Chainlink)は、そのエコシステムへの参加を促進するための新たなコミュニティ報酬プログラム「チェーンリンク・リワーズ(Chainlink Rewards)」を開始する。第一弾は、分散型データプラットフォームのスペース・アンド・タイム(Space and Time)からのトークン配布だ。
このプログラムにより、チェーンリンクネットワークを基盤とするプロジェクトは、資格のあるチェーンリンクのノードオペレーターとネットワークのセキュリティ確保に貢献するコミュニティメンバーに報酬を与えることができる。
2022年に設立されたスペース・アンド・タイムは、ゼロ知識証明を用いてデータベースクエリを検証し、スマートコントラクトに配信する分散型データネットワークだ。
スペース・アンド・タイムは、チェーンリンク(LINK)のステーカー(ステーキングしている人)を含むチェーンリンクのエコシステム参加者に、SXTトークン総供給量の4%(2億SXT)を割り当てた。最初に提供されるのは1億SXTで、5月8日から資格のある過去および現在のLINKステーカーが請求できるようになる。
残りの1億SXTと未請求のSXTは、将来的に別のキャンペーンで提供される予定だ。SXTは、過去および現在のLINKステーカーのどちらにも提供される。請求期間は90日間。
トークンによるインセンティブは、ブロックチェーンネットワークに資金とユーザーを呼び込むのに役立つ。そして、そのネットワークのトークンに対する需要とユーザーベースを拡大する。このユーザーベースには、これまでそのエコシステムと関わっていなかった人も含まれる。
チェーンリンク・リワーズは今後拡大が見込まれており、将来的な報酬シーズンにはプロジェクト支援プログラムであるビルド(Build)のパートナーがさらに参加する可能性がある。トークン配布はプロジェクトごとに行われるが、より広範な目標は、ユーザーがLINKをステーキングし、チェーンリンクネットワークにより積極的に関与するための新たなインセンティブを生み出すことだ。
5日時点では、今後の報酬パートナーやプログラムの長期スケジュールについてはまだ詳細が明らかにされていない。
|翻訳・編集:林理南
|画像:Shutterstock
|原文:Chainlink to Start New Community Rewards Program for LINK Stakers