
- トランプ大統領が主要国との貿易合意が間近に迫っていると発表したことを受け、ビットコインは10万ドル近くまで急騰。
- 貿易合意の発表は記者会見で行われる予定で、関与する国は英国であるとの憶測がある。
- ビットコインの上昇は、債券利回りの低下やドル安など、マクロ経済状況の改善に支えられている。
ドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領が「大規模で、非常に尊敬されている国」との関税協定がまもなく発表されると述べたことを受け、ビットコイン(BTC)は8日の早朝に10万ドル近くまで急騰した。
トランプ氏は米東部時間午前10時に「重要な」貿易合意に関する記者会見を開き、今回の発表は「数多くの合意の第1弾」となる見込みだ。
関与する国の正体は不明。だが、一部の報道によると英国であると考えられている。関税の緩和はインフレ圧力を緩和し、暗号資産(仮想通貨)、テクノロジー、その他の高ベータ資産への投資環境を改善する可能性がある。
ビットコインは過去24時間で5%以上上昇し、マクロ経済状況の改善に伴い、1週間続いた上昇トレンドがさらに継続している。
債券利回りの低下、ドル安、機関投資家からのビットコイン現物ETF(上場投資信託)への資金流入の回復が相まって、ビットコインの上昇モメンタムが加速している。
今回の発表はまた、中国の拡大する影響力に対抗し、国内製造業を復興させようとする米国指導部への政治的圧力が高まるなかで行われた。詳細はいまだ明らかにされていないが、関税の撤廃はリスク資産の価格を急速に押し上げる可能性がある。
|翻訳・編集:廣瀬優香
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|原文:Bitcoin Nears $100K as Trump Teases ‘Big’ Trade Deal