
楽天グループの暗号資産(仮想通貨)交換業を運営する楽天ウォレットは5月8日、メタバース開発のニュージーランド企業Futureverseとの提携を発表し、同日より「RakutenWallet.Pass」への接続を開始した。
これにより、楽天ウォレットのアプリ「web3 ウォレット」の利用者は、Futureverseが提供するメタバースプラットフォームへ容易にアクセスできるようになる。
RakutenWallet.Passは、Futureverseのウォレットサービス技術を活用したデジタルウォレット。ユーザーがブロックチェーンに関する専門的な知識や複雑な手続きを経ることなく、ゲームやメタバースなどのWeb3サービスを利用可能にすることを目的としている。
同Passにより、ユーザーは例えばFutureverseが提供する「Reebok IMPACT」サービスを利用し、お気に入りの写真をもとにパーソナライズされたデジタルスニーカーを制作し、NFTとして生成することが可能になった。

AI、ブロックチェーン、デジタルIDなどの独自技術を駆使し、次世代インターネットの基盤を構築するFutureverseは、Netflix、メジャーリーグベースボール(MLB)、DCコミックス、ワーナーブラザースといった著名なブランドや企業とパートナーシップを締結しており、楽天ウォレットもその一社として名を連ねることになる。
|文:栃山直樹
|画像:楽天ウォレットWebサイトから(キャプチャ)