DOGE、XRP、ETH、SOLがBTCに続き一目均衡表の雲を突破──アルトコインの勢いが増す
  • ビットコイン価格は4月23日に一目均衡表の雲のレジスタンスを上昇方向に突破した後、10万ドルの大台まで急騰した。
  • ドージコイン、XRP、イーサリアム、ソラナなどの主要暗号資産もこれに続いており、同様に価格上昇の可能性を示している。

約2週間前、私はビットコイン(BTC)が一目均衡表の雲と呼ばれるテクニカル指標のレジスタンスを上昇方向にブレイクすること、そして10万ドル(約1450万円、1ドル145円換算)への上昇の可能性について論じた。今週、ビットコインは見事にその大台まで急騰した。

現在、ドージコイン(DOGE)、エックス・アール・ピー(XRP)、イーサリアムブロックチェーンのイーサリアム(ETH)、ソラナ(SOL)といった主要なアルトコインも一目均衡表の雲を突破し、強気のシグナルを発している。

一目均衡表は、1930年代に日本人ジャーナリストによって開発されたもので、値動きにおけるサポートやレジスタンス、モメンタム、トレンドの変化を特定するために使用される。このテクニカル指標は5つのラインで構成されており、先行スパン1、先行スパン2、転換線、基準線、そして遅行スパンがある。

先行スパン1と先行スパン2の間の領域を雲と呼ぶ。価格が一目均衡表の雲を上回る、または下回ることは、モメンタムの強気または弱気への転換を表すとみなされる。

[ドージコインとXRPの日足チャートにおける一目均衡表の雲(TradingView/CoinDesk)]

チャートによると、ドージコインとXRPはそれぞれのチャートで一目均衡表の雲を上回って推移しており、さらなる上昇を示唆している。

XRPの場合、このブレイクアウトの焦点は12月の高値から続く下降トレンドラインに沿った約30セントのレジスタンスに移っている。一方ドージコインは弱気市場のトレンドラインに近づいており、これを上回った場合、上値を切り下げる中で3月2日につけた高値3.02ドルのレジスタンスに直面することになる。

[イーサリアムとソラナの日足チャートにおける一目均衡表の雲(TradingView/CoinDesk)]

イーサリアムの場合、今回のブレイクアウトは2700ドル(約39万円)にある200日単純移動平均線(SMA)に向かう道を開いた。一方、ソラナは1月から4月にかけての下落分の61.8%フィボナッチ・リトレースメントにあたる218ドル(約3万円)のレジスタンスに直面する可能性がある。

|翻訳・編集:林理南
|画像:wal_172619/Pixabay
|原文:DOGE, XRP, ETH, SOL Follow Bitcoin Through the Cloud as Altcoin Momentum Builds